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  1. 高岡市議会 1994-03-06
    平成6年3月定例会(第6日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開議 午後1時01分   ────────────・─────────────・────────────               開             議 ◯議長(村本正三君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第6号)のとおりでございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議  題  の  宣  告 2 ◯議長(村本正三君) 日程第1 議案第1号から議案第44号まで及び請願第19号までを議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委  員  長  報  告 3 ◯議長(村本正三君) 過日の本会議におきまして、各常任委員会に付託いたしました案件につきましては、それぞれ慎重に審査をいただき、その結論を見出しております。  これより、各常任委員会の審査結果並びに経過につきまして、委員長の報告を求めます。  まず、民生病院常任委員長 山沼成敏君より報告をお願いいたします。       〔民生病院常任委員長(山沼成敏君)登壇〕 4 ◯民生病院常任委員長(山沼成敏君) 今次3月定例会におきまして、民生病院常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過について、御報告を申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、初日提案されました平成6年度当初予算6件、条例議案3件及び追加提案されました平成5年度補正予算3件の計12件であります。  まず  議案第1号 平成6年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第2号 平成6年度高岡市国民健康保険事業会計予算  議案第4号 平成6年度高岡市交通災害共済事業会計予算
     議案第7号 平成6年度高岡市老人医療事業会計予算  議案第10号 平成6年度高岡市土地取得事業会計予算のうち本委員会所管分  議案第12号 平成6年度高岡市高岡市民病院事業会計予算 の平成6年度当初予算の審査過程における主な質疑について申し上げます。  一般会計予算に関してでありますが、  高岡市・福岡町総合斎場組合分担金 7,866万円のうち、地域振興策としての岩坪公民館建設に対する補助額は幾らかとの質疑に対し、4,360 万円を補助金として計上しているとの答弁があり、  また、公民館建設計画では、隣接の岩坪児童公園の用地約 250平米を含んだものとなっている。このため、他に用地を確保し、新規に児童公園を整備する必要があると思うが、どのように考えているのかとの質疑があり、早急に新規に整備する用地を確保したいと考えている。6月定例会までには確保するよう努力したい。また、用地確保のめどがついた段階で公民館建設に取りかかりたいと考えているとの答弁があり、  また、昨年9月定例会で地域振興策に係る補正予算については、総合斎場の建設のめどが立っていない段階で、地域振興策を実施するのは問題があると指摘したが、現時点において、計画地に総合斎場を建設できる保証はあるのかとの質疑に対し、計画地に建設するべく最大限の努力を尽くしていく。総合斎場は建設できるものと考えているとの答弁がありました。  また、合併処理浄化槽設置補助事業は何件を見込んでいるのかとの質疑に対し、平成5年度は1件であったが、平成6年度では3件を見込んでいるとの答弁があり、  また、「地区連絡センターファクシミリ導入事業は今回4カ所を追加し、13地区連絡センターのうち11カ所が整備されるが、地区の人口密度や利用度など住民の利便性の観点から、野村及び能町地区連絡センターにも導入する考えはないかとの質疑に対し、当初の整備計画では、距離的な面及び地区連絡センターと地区公民館との有機的な面を考慮して計画を立ててきたが、野村及び能町地区連絡センターについては、今後、十分検討していきたいとの答弁があり、  また、校下地区敬老会補助金助成事業は、対象者を何歳以上としているのか。また、敬老会の活動は各校下地区により違いがあるのかとの質疑に対し、70歳以上を対象に1人当たり 500円の補助をしている。事業活動は、生きがい対策事業として各校下地区において、主体的に多種多様な事業が展開されているとの答弁があり、  また、社会福祉総務費の負担金補助及び交付金のうち、債務負担行為の設定がなされている事業は何か。同じく老人福祉費では何かとの質疑に対し、社会福祉総務費では、万葉社会福祉センターに関する補助であり、また、老人福祉費では、高岡市社会福祉センター、特別養護老人ホーム鳳鳴苑、特別養護老人ホーム雨晴苑及びデイサービスセンターさがの苑に関する補助であるとの答弁があり、  また、保育の充実施策として私立保育所運営費補助の増額が図られているが、延長保育に係る事業が3つもある。事業内容に違いはあるのかとの質疑に対し、対象児童数による補助事業名の違いであり、延長保育特別対策事業は国の補助事業で、延長保育対策事業及び延長保育推進事業は県の補助事業である。事業内容については、3事業とも内容は同様の延長保育であるとの答弁がありました。  次に、国民健康保険会計に関し、  国保税の滞納者は何名か。また、滞納繰越分は滞納額のどの程度計上しているのか。さらに、収納率を高めるために滞納者の分析をする必要があると思うが、具体的にどのように取り組むのかとの質疑に対し、滞納者は、平成4年度時点で 1,500名程度である。滞納繰越分は滞納額の約15%を計上したが、納税課とも十分連携をとって、時間外徴収等の滞納整理に努めていきたいとの答弁があり、  また、県の予算を見ると、国民健康保険強化助成金の市町村に対する総額がふえているにもかかわらず、逆に本市に対しては減っている。理由は何かとの質疑に対し、当初予算では、前々年度の実績を計上することがルール化されており、平成5年度当初予算より若干減額となった。減額の理由としては、収納率が若干下がったことが考えられるとの答弁があり、  また、県から本市への助成の増額を図るためには、高額医療費共同事業診療報酬審査などの事業を行っている国保連合会を充実・強化し、国保連合会を窓口として県に働きかけてはどうかとの質疑に対し、国保連合会では、今日まで県に要望しているが、今後とも、引き続き、国保連合会としても働きかけていきたいとの答弁があり、  また、国民健康保険法では、10月から助産費が24万円から30万円に改正されているが、条例の改正を考えているのかとの質疑に対し、10月から引き上げを図るべく、条例の所要の改正を考えているとの答弁がありました。  次に、市民病院会計に関し、  診療報酬の改定が2年ぶりに実施されたが、当初予算では見込んであるのかとの質疑に対し、当初予算には見込んでいないが、診療報酬の改定は4月と10月とに分けて実施されるので、いずれかの時点で補正したいと考えているとの答弁があり、  また、市民病院の改築基本設計の予定は平成5年度であるが、いつごろになるのか。また、新年度予算に実施設計費2億円が計上されているが、これもいつごろ取り組むのかとの質疑に対し、病院は他の建造物と比べ、施設・設備の面でかなりの特殊性があることから、現在、その詰めを行っており、もう少し時間をいただきたい。6月には、基本設計が完了できるよう努力している。その後、引き続き実施設計に入りたいと考えているとの答弁があり、  また、改築には、一部隣接の用地を取得しなければならないが、用地交渉はいつごろから入るのかとの質疑に対し、用地交渉に入るためには、県の事業認定を得ることが必要であり、関係機関とも協議を整えた上で、交渉に入りたいと考えており、現在、そのための準備作業を進めている。事業認定の申請は、6年度のなるべく早い段階でできるよう考えているとの答弁がありました。  以上のような質疑の後、討論を行ったところ、いずれも賛成の立場から、  経済の長期停滞に伴う厳しい財政環境の中にあって、施策の優先度・緊急度の厳しい選択と経費の節減合理化を図りながら、限られた財源の重点的かつ効率的な配分に努められている。また、総合計画に掲げる施策や新規事業など当面する諸課題にも積極的に取り組まれた予算であり、評価をする。総合斎場の建設と市民病院の改築は、早期完成に向けて全力で取り組まれるよう要望するとの意見や、  市税収入の大幅な落ち込みが見込まれる中で、生活関連社会資本の整備や高齢化社会の進展への対応、また、景気対策にも配慮した諸事業が盛り込まれた新年度予算は、一般会計では対前年度比 7.7%増、特別会計では 9.4%増という積極的な予算編成となっている。本委員会の所管する分野では、市民総合福祉センター建設事業老人保健福祉計画の初年度としての高齢者在宅福祉事業、長生寮の改築事業等に取り組まれるとともに、環境保全対策の充実、市民病院改築実施設計費など、生活関連事業や福祉面に重点を置き、創意と工夫を凝らしたきめ細かな予算となっていることを高く評価し、積極的に賛意を表するものである。高岡市民・福岡町民が待望している総合斎場の早期建設を図るため、未同意者の同意が得られるよう、最大限の努力をされたい。また、議会としても全力を挙げて協力をしていくつもりであるとの意見、  また、大変厳しい財政環境下にあって、財源確保に創意と工夫を凝らし、それぞれの部門で努力の跡がうかがえる。地区振興策としての公民館建設に伴う児童公園の問題については、新たな土地で早急に整備するとの考えが示されたが、総合斎場の建設が一日も早くできるよう最大限の努力を要望する。また、国保税の引き上げがないよう、滞納者対策に万全を期されたい。さらに、市民病院の改築は、早期に着手されるよう要望するとの意見、  また、生活関連や福祉・保健・医療に対して意を用いた予算編成となっており賛成する。また、国保会計及び老人医療会計については、実績主義にとらわれず、医療体系の推移を十分見きわめられるよう要望するとの意見がありました。  次に、審査結果について申し上げます。  当初予算6件につきましては、採決の結果、全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、条例議案及び追加提出の補正予算について申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第21号 高岡市保育所設置条例の一部を改正する条例  議案第22号 高岡市立看護専門学校条例の一部を改正する条例  議案第24号 高岡市違法駐車の防止に関する条例  議案第38号 平成5年度高岡市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分  議案第39号 平成5年度高岡市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)  議案第43号 平成5年度高岡市高岡市民病院事業会計補正予算(第3号) の条例議案3件及び補正予算3件の計6件であります。  審査の結果、全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、審査の過程における主な質疑等について申し上げます。  まず、保育所設置条例に関し、  出生率の減少傾向に伴い保育園児の数も減少しているが、今後の児童数を見たとき、公立保育所の民間委託も考慮する必要があると思う。考え方はどうかとの質疑に対し、地域的な面もあるが、全体では確実に減少傾向にある。現在、公立22園、私立24園で保育所を運営しているが、当分の間、現在の施設数で保育行政を進めていきたいと考えているの答弁がありました。  また、市民病院補正予算に関し、  看護専門学校に対する県補助金が、国において一般財源化されたことに伴い、本市の一般会計補助金として組み替えられている。従来、国・県ともに2分の1であったものが、事実上、県補助金は廃止となる。県に対し、これまでのように補助されるよう働きかけられたいとの要望がありました。  以上、民生病院常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。 5 ◯議長(村本正三君) 民生病院常任委員長 山沼成敏君の報告が終わりました。  次に、経済消防常任委員会委員長 中島 司君より報告をお願いいたします。       〔経済消防常任委員会委員長(中島 司君)登壇〕 6 ◯経済消防常任委員会委員長(中島 司君) 今次3月定例会において、経済消防常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第1号 平成6年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第8号 平成6年度高岡市工業団地造成事業会計予算  議案第9号 平成6年度高岡市農業集落排水事業会計予算  議案第23号 高岡市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例  議案第38号 平成5年度高岡市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分  議案第41号 平成5年度高岡市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)  以上、平成6年度当初予算議案3件、条例議案1件、平成5年度補正予算2件の計6件であります。  審査の結果、全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以下、審査の過程における主なる質疑等について申し上げます。  まず、一般会計当初予算に関してでありますが、  商工・労働費関係では、  高岡大仏駐車場として85平方メートル余りを整備されるが、大型バスの駐車は可能か。また、この場所は中心市街地にあり、駐車場が少ないことから、観光客以外が無断で駐車する可能性がある。管理方法はどうするのかとの質疑に対し、スペースが限られていることから大型バスの駐車は困難であるが、普通車は、3ないし4台駐車できるものと考えている。また、パーキングメーターの設置等を検討し、観光客以外の駐車を防止していきたいとの答弁がありました。  次に、今回新たに、高岡ブランド商品の試作、検討を行っていくため、土産品開発事業費として 100万円計上されているが、今後どのように取り組んでいくのかとの質疑に対し、観光協会に委託するか、あるいは検討委員会等を設置し、高岡独自の土産品の研究、開発に努めていきたいとの答弁がありました。  次に、観光客誘導標識設置事業費が 1,640万円余り計上されているが、どのような看板を設置するのか。また、設置場所はどこかとの質疑に対し、上伏間江地内には、現在、砺波市境に設置されているような、夜間照明が可能な大型の歓迎塔を、西田地区には、国泰寺や雨晴海岸を示す誘導標識を、また、高岡駅前及び伏木駅前には総合案内板を設置したいとの答弁がありました。  次に、商工団体への助成費等が計上されているが、市内にはこれ以外にも、伏木商工会をはじめ各地区にこれら商工会と同様な活動を自主的に行っている事例が幾つかある。このような団体にも助成する考えはないかとの質疑に対し、この補助金は、商工会法等に基づき設置されている団体の助成であり、前年度に比べ今年度は若干助成額をアップしている。また、これまで、伏木港まつりなどの各種イベント事業には別途観光協会等を通じて助成を行ってきている。地区への運営費の助成については、課題もあり、今後、検討していきたいとの答弁がありました。  次に、高岡地域地場産業センターの駐車場はイベント等があった場合には大変混雑している。今後の駐車場の整備の考え方はどうかとの質疑に対し、同センター周辺には空き地が少ないため、現在少し離れている土地を民間から借りて駐車場として使用しているが、現在、地権者などと協議を行っており、利用しやすい駐車場の整備のあり方を十分検討していきたいとの答弁がありました。  次に、企業用地取得助成金として、1億 4,800万円が計上されているが、この対象となっている企業は何社あるのか。また、この助成内容はどうなっているのかとの質疑に対し、高岡市商工業振興条例に基づき、中越パルプ工業能町工場をはじめ10社に助成するものである。なお、この助成については、1億 2,000万円を限度に用地取得の30%を助成するものであり、5年間で分割して行うこととしているとの答弁がありました。  次に、長引く不況から、かなり雇用不安が発生している。障害者の継続雇用を奨励する障害者雇用促進事業費として40人分が計上されているが、前年度と比較して増加しているのかとの質疑に対し、近年、障害者を雇用する企業がふえてきていることから、前年度は20人分を予算化していたが、今回は前年度より大幅にふやし40人分を計上したとの答弁がありました。  次に、中小企業勤労者の互助会組織を発足させる取り組みを支援するための事業費が 235万円計上されているが、設立されるめどはいつごろかとの質疑に対し、この設立に向けて、これまで高岡市勤労者共済制度検討委員会を開催し、事業内容や会費などを検討してきたが、ことし秋ごろの設立を目標に準備を進めていきたいとの答弁がありました。  次に、ことし、地方都市では初めて開催されることとなる第32回技能五輪全国大会への助成費として 1,000万円が計上されているが、この開催内容はどうなっているのか。また、総事業費は幾らかとの質疑に対し、この大会は産業界の技能水準を高めるとともに、技能尊重の機運の醸成を図ることを目的に、青年技能者を対象に11月4日から7日まで富山職業能力開発促進センターをメーン会場として6会場で開催される。また、この事業費については、市からの助成のほか、労働省、中央職業能力開発協会、県及び富山協議会などからの支出が予定されており、全体事業費は、約1億 6,000万円であるとの答弁がありました。  次に、農林水産費関係では、  県営ふるさと農道整備事業費小矢部川地区負担金が約 4,030万円計上されているが、この事業内容と市の負担はどうなっているのかとの質疑に対し、これまで、小矢部スーパー農道として紅屋、市野瀬地内で整備が進められているが、幅員が狭いことから、ふるさと農道整備事業として、1億 5,000万円の事業費で歩道を設置するものである。なお、市の負担は25%であるとの答弁がありました。  次に、新年度より、基幹道路として位置づけられる農道や林道の舗装、改良工事などの地元負担金がなくなるなるなど、林道及び農道整備事業に係る地元負担金が軽減される。これは条例の改正が必要ではないかとの質疑に対し、高岡市営土地改良事業及び農地農業用施設災害復旧事業の経費の賦課徴収に関する条例では、農道事業などの地元負担率を 100分の25以内とするなど、その上限を規定しており、幅員の狭いものや、特定の人が利用する農道や林道の整備については、25%から10%分を軽減して、15%の負担をお願いしていくことから、今回は条例の改正の必要はないものと考えているとの答弁がありました。  次に、転作補助金が計上されているのに関連して、昨年の冷夏、長雨による米不足に伴い、米が緊急輸入されることになったが、今後転作割り当てなどはどうなっていくのかとの質疑に対し、従来、米が過剰に生産されていたことから25%以上の転作が実施されていたが、今年度から、米の備蓄量が少なくなってきたため、転作が緩和されてきた。本市でも昨年22%の割り当てがあったが、実際にはこれ以上に転作が行われ、過剰転作となった。これは、ホウレンソウ、チューリップ、飼料やリンゴなどが栽培されたことや水田の改廃が進んだことによるものである。また、6年度は、さらに転作が緩和され本市の転作率は14.4%の割り当てとなっているが、今後、復田も含め転作率が 100%となるよう努めていきたいとの答弁がありました。  次に、来年度の転作目標となる14.4%の転作率には、他用途利用米が含まれることから、今後他用途利用米の生産がふえていくことが考えられるが、この主な用途は何かとの質疑に対し、他用途利用米については、工業用のりやもちなど加工用として使用される場合が多い。なお、この出荷については、全国農業協同組合連合会と他用途利用米を必要とする業者との契約に基づき行われることになっているとの答弁がありました。  次に、新沿岸漁業構造改善事業として、1,360 万円が計上されているが、この事業内容はどうなっているのかとの質疑に対し、太田漁村センターについては、新沿岸漁業構造改善事業として、国の採択を得て、健康管理増進施設を整備するため、昨年12月議会に国庫補助金等を予算化したが、新年度において、市費負担分の 1,360万円を計上し、総事業費 5,600万円で建設を進めていくものであるとの答弁がありました。  次に、消防費関係では、  現在の消防艇やまとが昭和45年に建造されて以来今日まで24年余りが経過し、老朽化が著しいことから、今回新たに消防艇を建造するとのことであるが、どのような性能を持つものを建造する予定かとの質疑に対し、設計委託をしなければ、詳しいことはわからないが、基本的には、35から40トンの規模で、3軸プロペラで、現在の消防艇より速い17ノット以上のスピードが出、3門の放水砲を備えているものを建造したいと考えており、伏木外港の建設にあわせて、1万トンクラスの船舶にも対応できるものとしたいとの答弁がありました。  次に、農業集落排水事業会計に関してでありますが、佐加野地区に建設されていた農業集落排水処理施設が4月に完成することから、使用料として 620万円余りが計上されている。加入率はどの程度見込んでいるのかとの質疑に対し、この施設の建設については、待望の事業であったことから、地元では鋭意、宅内排管工事に取り組んでおり、対象世帯数 356世帯の70%が加入されるものとして積算している。今後とも、工事が順調に進められることを期待しているとの答弁がありました。  次に、5年度補正予算関係について申し上げます。  農林水産業費に、冷害対応生産体制緊急整備事業費として、5,616 万円余りが計上されている。この事業は戸出地区におけるカントリーエレベーターから出るもみ殻を炭化するとのことであるが、その主な目的は何かとの質疑に対し、カントリーエレベーターは、もみで貯蔵しているため、もみすりの段階で大量のもみ殻が発生するが、このもみ殻を炭化することにより、土壌改良や健苗育成等に有効に活用できることが注目されてきたことから、今回、緊急に国の補助を受けて施設の整備を実施するものであるとの答弁があったのであります。  以上が、議案審査の過程における主な質疑などであります。  次に、討論の場における主な意見について申し上げます。  いずれも当初予算に賛成の立場から行われたものであります。  まず、平成6年度の地方財政は、税収動向が一段と厳しさを増している中で、金沢・高岡の伝統と交流展の開催、緊急経営対策資金融資制度の創設、第32回技能五輪全国大会の開催、中小企業勤労者の互助会組織への支援、土産品開発事業、観光協会法人化の検討準備費、農業振興事業団の事業推進、消防艇の建造などが主な新規事業として盛り込まれているほか、地場産業の振興、観光施設の整備、中核農家の育成、集落営農体制の強化、消防・救急体制の充実、強化などに関する事業などにもきめ細かく配慮されており、限られた財源の重点的・効率的配分に徹し、最少の経費で最大の効果が得られるよう配慮されたきめ細かな予算となっていることを高く評価するとの意見や、  36カ月連続して不況が続いている中で、本市の市税収入も 5.2%減少するという厳しい財政環境の中にあって、各種施策の着実な前進が図られていると考える。具体的には、緊急経営対策資金の大幅アップ、中小企業の勤労者の福祉推進事業となる共済制度の準備費、障害者の雇用促進事業への大幅な支援、農地管理システムの導入、担い手農家の経営規模拡大促進事業、消防艇の建造などが盛り込まれており、高く評価する。今後とも、歳入の伸びが期待できないことから、市民の納得を得られるよう、限られた予算で最大限の財政運営に努められるよう要望するとの意見や、  厳しい財政事情の中にありながら、商工・労働関係では、労働者金融対策や中小企業の金融対策など時局に対応した配慮がなされている。農林関係では、農業の基盤整備に係る諸施策に対して前向きに取り組む姿勢が見受けられる。特に、農道、林道の舗装、開設に係る地元負担の軽減は評価する。消防関係でも、近代防災対策に力点を置かれているなど、それぞれ各種事業、施策に積極的に取り組む姿勢が随所に見受けられ、工夫もなされている。なお、今後、本市の農業のあり方については、農業経営基盤強化促進法に基づく県の基本方針に沿って、本市の将来の農業基本方針を早期に策定され、安定した農業施策の確立に努められることを要望するとの意見があったのであります。  以上をもちまして、経済消防常任委員会の審査経過並びに結果の報告といたします。 7 ◯議長(村本正三君) 経済消防常任委員長 中島 司君の報告が終わりました。  次に、建設水道常任委員長 二上桂介君より報告をお願いいたします。       〔建設水道常任委員長(二上桂介君)登壇〕 8 ◯建設水道常任委員長(二上桂介君) 今次3月定例会において、建設水道常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第1号 平成6年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第3号 平成6年度高岡市下水道事業会計予算  議案第6号 平成6年度高岡市駐車場事業会計予算  議案第10号 平成6年度高岡市土地取得事業会計予算のうち本委員会所管分  議案第11号 平成6年度高岡市住宅団地造成事業会計予算  議案第13号 平成6年度高岡市水道事業会計予算  議案第14号 平成6年度高岡市工業用水道事業会計予算
     議案第25号 高岡市水洗便所改造資金貸付基金条例の一部を改正する条例  議案第33号 工事請負契約の締結について        (中田汚水幹線第1号工事)  議案第34号 工事請負契約の締結について        (中田汚水幹線第2号工事)  議案第38号 平成5年度高岡市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分  議案第40号 平成5年度高岡市下水道事業会計補正予算(第4号)  議案第42号 平成5年度高岡市土地取得事業会計予算(第2号)のうち本委員会所管分 及び  議案第44号 平成5年度高岡市水道事業会計補正予算(第3号) の以上、当初予算7件、条例1件、その他議案2件及び追加補正予算4件の計14件であります。  審査の結果、議案第1号、議案第3号及び議案第13号の3件は賛成多数で、その他の11件は全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、審査の過程における主な質疑について申し上げます。  質疑はすべて当初予算に関するものであります。  まず、一般会計では、  御旅屋第一街区市街地再開発事業について、御旅屋セリオもいよいよオープンし、このビルの7階には市民サービスコーナーも設置されるところであるが、この事業全体の総額と補助金はどの程度かとの質疑に対し、組合施工の御旅屋セリオビルは敷地面積 7,400平米、建築面積2万 7,000平米で、建築事業費として総額で約90億円となった。市の事業としては、隣接した御旅屋メルヘン広場の用地費、工事費など合わせて約7億 5,000万円、6年度予算にも計上している周辺道路整備事業費としては2億 9,000万円を要している。また、オタヤ開発が事業主体となった駐車場整備費は5億 4,000万円となっており、これには、市が平成5年度から7年度まで 3,000万円ずつ、合わせて 9,000万円の補助を行うとの答弁があり、  また、都市計画費に高岡駅前整備事業調査費が計上されているが、その具体的な内容はとの質疑に対し、駅前整備の具体的な事業展開として、まず最初に、駅前広場の基本レイアウトを設定する必要がある。最近の駅前広場整備には、余裕を持った修景空間あるいは多目的な広場空間の整備が求められている。また、交通処理面においてもバス・タクシー会社やJR等との意見調整を図る必要があり、その実施設計プランを作成するための費用である。桜馬場・長慶寺線の拡幅整備についても、駅前西第一街区などとの調整を行う必要があり、提案されている整備手法の土地区画整理事業についても研究していきたいので、その調査費も含まれているとの答弁がありました。  また、御旅屋西通り市街地整備事業について、さきの本会議で「この事業は平成6年度完成の予定であったが、平成9年度まで延長したい。」との答弁があった。事業が延長となった原因と残っている物件数は。また、9年度まで延長するということであるが、今後の事業計画はどのようになっているのかとの質疑に対し、現在、この事業の進捗率は6割以上となっているが、事業延長となったことについては、本光寺の移転代替地についての交渉のおくれが大きな原因の一つであり、さきの都市計画審議会でも説明してきた。しかし、本光寺は移転そのものには同意をいただいており、先ごろ移転先も決まり、平成8年度までには本堂、墓地などの移転が完了する予定である。残りの物件数については、42件あるが、平成6年度には9件、7年度13件、8年度15件、9年度5件と順次移転をお願いしていく予定であるとの答弁がありました。  また、全国都市緑化とやまフェアの関連事業として、高岡おとぎの森公園整備事業をはじめ、古城公園整備事業、関連道路整備事業など多額の事業費が計上されているが、国の補助分は別として、県と市との負担割合がまだ決定されていない状態で、これら事業費の県負担はどうなるのか。それぞれの事業費とそれに対する県の負担額はどれだけかとの質疑に対し、現在、県と協議しているところである。高岡市の要望としては、平成8年度までに、(仮称)高岡おとぎの森公園整備事業費約32億円のうち、県負担として9億円、関連道路整備事業費約29億円のうち、県負担として8億 5,000万円をお願いしているところである。古城公園整備については、県定公園としての助成額よりも有利な、施設整備に対して2分の1の補助が受けられる国庫補助金で整備事業を行っているとの答弁がありました。  特別会計に関しましては、  下水道事業について、新年度から使用料の改定が行われ、事業そのものも進んでいるようであるが、受益者負担金の単価が決定している負担区において、まだ負担金の賦課されていない地区がある。新年度に賦課される負担区域はどの程度あるのかとの質疑に対し、6年度に賦課される地域は 200ヘクタールで、そのうち太田地区20ヘクタールのほかは、主に第6負担区の野村地区であるが、賦課されない地区は一部残る。受益者負担金は資産税課で賦課し、納税課で徴収しており、工事の先行している地区もあるので、連携を強化しながら手続を進めていかなければならないと考えているとの答弁があり、  また、地下水を併用している家庭の下水道料金と水道水だけを使用している家庭の料金とに格差があることに対し、検討を図る必要があるのではないか。今後の対応をどのように考えているのかとの質疑に対し、検討すべき問題であると考えている。地下水利用者の実態調査を始めたところであり、調査結果を踏まえ、不公平のないよう今後、対応を考えていきたいとの答弁がありました。 水道事業会計に関しましては、  平成6年度、7年度で行われる上関庁舎の集中監視装置更新の利点は何かとの質疑に対し、この装置は昭和53年に設置したもので、配水池の水位や配水管の水圧、残留塩素などを集中管理するものである。耐用年数も大幅に超え、古くなっている。修繕等部品の取りかえも困難になってきたので、今回、更新するものであるとの答弁があり、  また、水道会計は、平成3年度に水道料金の値上げを行ったにもかかわらず、6年度には赤字会計となっており、企業債も多くなっている。また、受水費が上がっているのに加え、新たに境川ダムの建設出資金が加わった。これらのことについて、どのように考えているのかとの質疑に対し、受水費については、子撫川水系で、平成16年までに段階的に水量をふやすことになっている。また、企業債の発行については、後年度の財政運営に支障を来さないよう的確に対応していきたい。受水費の増加など、厳しい財政状況にあるので、今後とも引き続き、営業収益の増加に努めるとともに、経費の削減等を図り、効率的な事業運営に努めていきたいとの答弁がありました。  次に、討論について申し上げます。  議案第1号、議案第3号及び議案第13号に反対の立場から、  まず、一般会計について、本委員会に係るものとして御旅屋セリオの駐車場問題が上げられる。オタヤ開発株式会社の駐車場整備事業に、継続して 9,000万円の補助が行われ、6年度には 3,000万円の補助金が計上されており、市民の血税を支出しようとするものである。さらに、このビルの固定資産税が今後5年間、50%減額になるわけで、市民が大変な固定資産税の増税に苦しんでいるとき、市民の理解を得られるものではない。  下水道事業については、昨年12月議会において60%もの使用料の値上げが強行された。社会資本を充実するという観点から、また、富山市と比較しても、もっと一般会計からの繰入金を増額すべきであるのに、この予算案では今年度より減少している。値上げによって市民に負担を求めるものであり、反対する。さらにつけ加えると、水道・井戸併用家庭と水道だけの一般家庭とに、下水道使用料の不公平感はゆがめず、検討を求めるものである。水道事業会計では、受水費の負担が非常に重くのしかかっており、6年度には、これに境川ダムの建設出資金が加わっている。工業、人口の大幅な増加を見込んだ新産業都市計画に基づく水道水の供給計画の見直しを図るべきである。水道法に言う、「清浄にして豊富で低廉な水の供給」という精神を大きくゆがめるものである。今後に大幅な収支バランスの崩れを含む予算案であり、賛成しがたいとの意見がありました。  また、すべての予算議案に賛成の立場から  経済の長期低迷から大幅な財源不足の状況が見込まれる中で、新年度予算は積極的な予算編成となっており評価したい。本委員会の所管する分野での具体的な事業を見ると、おとぎの森公園整備事業や古城公園整備事業など、全国都市緑化とやまフェア関連の事業、能越自動車道建設促進事業費、中心市街地の整備として先ごろオープンした御旅屋セリオ周辺の道路整備、御旅屋西通り市街地整備、また、市営住宅建てかえ事業などが重点事業として盛り込まれており、さらに、特別会計として常国住宅団地造成事業、下水道の整備促進、3階直結給水などの給水サービスなどが挙げられる。これらの取り組みに対し、高く評価し、積極的に賛意を表するものである。しかし、起債依存度はかなり高まってきており、今後の財政運営について、中・長期な財政計画をしっり立てるよう要望するとの意見がありました。  また、同じく、賛成の立場から、  御旅屋西通り市街地整備事業について、平成9年度まで事業を延長することとなっているが、事業の短縮に向け最大限の努力をされたい。また、緑化フェア関連事業について、いまだに県との負担割合が決定していないが、市民病院の改築をはじめとする市の事業に影響を来さないよう、早急に結論を出すよう要望して、賛成するとの意見がありました。  同じく、賛成の立場から、  緑化フェア関連事業についても、水道事業会計の受水費についても、早急に、県に対し市の実情を訴え、県の支援を求め、市の財政負担の軽減を図られるよう要望するとの意見がありました。  以上をもちまして、建設水道常任委員会の審査の結果並びに経過の報告といたしします。 9 ◯議長(村本正三君) 建設水道常任委員長 二上桂介君の報告が終わりました。  次に、総務文教常任委員長 畠 起也君より報告をお願いいたします。       〔総務文教常任委員長(畠 起也君)登壇〕 10 ◯総務文教常任委員長(畠 起也君) 今次3月定例会において、総務文教常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過の概要につきまして、御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は、初日に提案されました平成6年度当初予算議案3件、条例議案13件、その他議案3件と追加提案されました平成5年度補正予算議案2件の計21件であります。  最初に、  議案第1号 平成6年度高岡市一般会計予算のうち本委員会所管分  議案第5号 平成6年度高岡市荻布奨学金事業会計予算  議案第10号 平成6年度高岡市土地取得事業会計予算のうち本委員会所管分 の平成6年度当初予算について、申し上げます。  まず、当初予算の審査過程における主なる質疑・要望等について申し上げます。  国際感覚豊かな人材の育成を図るため、本年も青年・女性の翼が企画されているが、青年・女性に限定せず、各種団体等を派遣する考えはないかとの質疑があり、高岡市青年・女性の翼については、本市で活躍する青年・女性を海外に派遣し、訪問国でのさまざまな分野での交流を通じて国際的視野を広め、相互の理解と友好を深めるとともに、あすの高岡を担う青年・女性リーダーを育成することを目的としており、本年も実施したいと考えている。なお、各種団体の海外派遣については、これまで各種団体から親善使節団に加わっていただくという形で姉妹・友好都市に派遣しており、今後も従来のような形で実施していきたいとの答弁がありました。  また、納税費の中に、昨年度計上されていなかった賃金が計上されているが、この内容は何かとの質疑に対し、平成5年度の中途において納税貯蓄組合関係を担当していた職員が退職し、その補充を非常勤職員で対応してきた。平成6年度においても引き続き非常勤職員で対応していきたいと考えており、賃金を計上しているとの答弁があり、  また、中学校の教育振興費の中で部活動育成費が昨年より増額になっている要因はとの質疑に対し、中学校における部活動に対し、市から50名の講師を派遣しているが、講師の報償費を月額 2,500円を 3,000円に改定したのをはじめ、スポーツ保険、土日の付き添い費を計上しており、昨年に比し増額となったとの答弁がありました。  さらに、社会教育費の中で青年団体育成事業費が昨年に比し5倍余りの大幅増額となっているが、新たな事業を行うのかとの質疑に対し、毎年「成人の日」に開催されている「新成人の集い」に関する経費は、昨年は12月補正で対応していたが、本年は当初予算で計上したことから増額となっているとの答弁がありました。  また、万葉まつりの一環として開催されてきた万葉マラソン大会は年々参加者もふえてきており、将来、全国的な規模のマラソン大会となるような企画運営を考えてはどうかとの質疑に対し、従前から万葉まつりの一環として10月に開催してきた万葉マラソン大会を、10月は陸上関係の大会で中・高校生の参加が少なかったこと等から昨年の大会は1カ月おくらせて実施し、小学生の駅伝部門も新しく取り入れたことにより、参加者は 1,300人余となっている。広域圏でのマラソン大会も計画されているようであり、これらのことも踏まえ、今後とも種目等に工夫を凝らして、全国からより多くの参加者が集まるような大会にしていきたいとの答弁があり、  また、越中文化の発祥の地にある古刹の勝興寺は国指定の文化財となっているが、傷みが激しく早急な手当てが必要である。今後、どのような保存修理をしていくのかとの質疑に対し、瑞龍寺の保存修理が平成7年9月に完了することから、勝興寺の保存修理については、調査報告書を踏まえ、国の補助を得て瑞龍寺に準ずるような体制で保存整備に当たっていきたいと考えているとの答弁があり、  遺跡発掘調査事業費が昨年に比して大幅な増額となっているが、どの地区を対象として調査を実施するのか。また、今後とも能越自車道や雇用促進住宅の建設、その他開発行為等に伴い埋蔵文化財の事前調査がふえてくると思われるが、埋蔵文化財の調査を行う学芸員の確保を含め、どのように対応していくのかとの質疑に対し、調査地区としては、石塚遺跡・下佐野遺跡など5カ所、それに民間での調査地区2カ所を予定している。本市では大規模プロジェクト事業が数多く計画されており、これら開発事業に伴う埋蔵文化財の調査の速やかな対応が求められている。平成6年度において専門職員1名の増員を予定しているが、学芸員の確保は大変難しい状況にあることから、国・県の協力を得て進めていきたいとの答弁がありました。  また、歳入の面から、  高岡武道館の管理運営のため 110万円を県委託金として受け入れているが、非常に少額であり、実態と合っていないのではないかとの質疑に対し、例年、武道館の使用料に見合う額を管理運営費として支払われることになっている。平成4年度では 130万円余が使用料として徴収されおり、その差額分については、翌年度で精算されている。高岡武道館の改修事業等は県で行われているが、管理運営については市費で行っているとの答弁があり、  国庫支出金が昨年と比較して16.6%伸びている一方、県補助金・委託金が減となり、県支出金としては11.1%落ち込んでいる。このような状況は、市の財政構造にも変化が生じてきているように思われるが、予算編成に影響が生じているのではないかとの質疑に対し、国庫支出金・県支出金とも事業の進捗状況等から、年度によって増減が生じると考えており、歳出にリンクしたものであるとの答弁があり、  平成6年度の県予算は、厳しい財政環境下で前年度に比べ 2.3%の伸び率で、県債の増額や財政調整基金からの大幅な繰り入れを行う緊縮型の予算となっている。このような状況から、本市の事業に対する影響はなかったかとの質疑に対し、厳しい財政状況下で奨励補助金的なものや事業内容・規模等の確定しないものについては、ある程度、県からの指導はなされたものと思われるが、本市の予算編成上さしたる影響はなかったと考えているとの答弁がありました。  また、特別会計に関する質疑として、  平成6年度の土地取得事業会計においては、新たな土地取得を見込んでいないようであるが、年度途中においての補正はあり得るのかとの質疑があり、平成6年度では、平成5年度において繰越明許を行ったおとぎの森公園の用地等のほか先行取得は予定していないが、昨年6月に緑化フェア関連の公園・道路等の補正予算を計上したように、用地取得については、必要に応じ補正措置もあり得るとの答弁がありました。  以上のような質疑の後、討論を行ったところ、一般会計・特別会計に賛成の立場から、  平成6年度の地方財政は、税収動向が一段と厳しさを増している中において、減税が実施されることから大幅な財源不足が見込まれる一方、景気対策にも配慮した単独事業の推進、高齢化や国際化への対応が地方公共団体に求められている。こうした状況下で編成された本市予算は、一般会計は対前年度比 7.7%増、特別会計 9.4%増という積極的予算となっている。これを具体的事業で見ると、国際交流センターの開設、シビックロード整備事業、全国高校総体の開催、新美術館のオープンに伴う記念事業等が新規事業として盛り込まれれているほか、学校図書の充実、生涯学習の推進、国際交流の推進、人口対策などにもきめ細かく配慮されている。このように総合計画の着実な進展を図るとともに、限られた財源の重点的・効率的配分に徹し、最少の経費で最大の効果が得られるよう配慮された予算となっており、賛意を表する。しかしながら、景気の低迷で市税収入が大幅に落ち込み、市債は大幅な伸びを示し、起債依存度高くなってきている。現下の状況ではやむを得ない対応とは思うが、公債費比率が高くなれば、財政運営を硬直化させ、新規事業の対応も難しくなる。今後の財政運営について、十分な気配りを要望するとの意見や、  同じく賛成の立場から、  長引く不況から国県とも厳しい財政運営を強いられ、地方自治体としても動きづらい体系となってきている。このような状況下で、本市予算は工夫を凝らし各種事業の推進に努められていることを了とし、賛意を表する。しかしながら、先行き不透明な景気動向の中で、起債依存度が高まり、公債費比率が高くなってきていることから、今後厳重な注意を要する。住民税等の減税に伴う地方財政の減収額については、地方財政運営上支障がないよう措置が講じられることとなっているが、限られた枠内での配分であり、警戒心を持って財政運営に当たられたい。さらに、オタヤ再開発ビル内で国際交流活動を推進する「高岡市国際交流センター」及び住民票等の諸証明の交付を受けることができる「高岡市オタヤ市民サービスコーナー」を設置されるが、市民や外国人労働者が利用しやすいような配慮をされたいとの意見、  また、極めて厳しい景気状況のもと、総合計画に盛り込まれた各種事業の推進や新規事業にも積極的に取り組まれていることを高く評価する。なお、高岡スポーツコア、高岡文化の森の新美術館の完成に伴い、その管理運営を高岡市民スポーツ振興事業団・高岡市民文化振興事業団に委託されることとなっているが、管理運営には万全を期されたい。また、高岡市行財政改革大綱に基づき行財政改革を進めてきているが、組織機構の再編整備に当たっては、スクラップアンドビルドを原則として、市民にとってわかりやすい組織とするよう配慮されたいという意見があったのであります。  以上の討論を踏まえ、採決を行ったのでありますが、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものといたしました。  続いて、条例・その他議案について申し上げます。  本委員会には、  議案第15号 高岡市公平委員会設置条例を廃止する条例  議案第16号 高岡市職員定数条例の一部を改正する条例  議案第17号 職員の勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例         附則「職員の給与に関する条例の一部改正」  議案第18号 高岡市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例  議案第19号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例  議案第20号 高岡市手数料条例の一部を改正する条例         附則「高岡市市税賦課徴収条例の一部改正」  議案第26号 高岡市立図書館条例の一部を改正する条例  議案第27号 高岡市武田家条例及び高岡市万葉歴史館条例の一部を改正する条例  議案第28号 高岡市立博物館条例の一部を改正する条例  議案第29号 高岡市美術館条例         附則「高岡市立美術館条例の廃止」  議案第30号 高岡市民会館条例の一部を改正する条例  議案第31号 高岡市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例  議案第32号 高岡市体育施設条例の一部を改正する条例  議案第35号 字の区域の変更及び廃止について  議案第36号 富山県市町村会館管理組合規約の変更について  議案第37号 高岡市公平委員会の共同設置について の16件が付託されたのでありますが、  美術館条例に関して、  観覧料の団体取り扱いの人数要件を30人以上から20人以上とした理由は何か。また、この改正により、市の公共施設は同じ取り扱いとなるのかとの質疑があり、高岡文化の森の新美術館のオープンに伴い観覧料を定めるに当たって、他の類似美術館の団体取り扱いが20人以上となっていることや、本市美術館は市民に開かれた美術館を基本方針としていることから、20人以上とした。このことから、武田家・万葉歴史館・体育施設等についても、今回、改正条例を提案しているとの答弁がありました。  また、近年、グループや家族同士での旅行が増加している。団体の取り扱いについては、市民の要望や状況を見きわめて実態に合ったものとされるよう検討されたいとの要望があり、  さらに、新美術館のオープン記念事業には、高岡文化ホールのイベントと重複した場合、相当の混雑が予想されるが、駐車場の確保は十分なされているのかとの質疑に対し、美術館の地下駐車場には83台、北側駐車場で約 150台を確保している。混雑が予想される場合においては、職員駐車場の開放を行いたいと考えており、十分対応できるとの答弁がありました。  以上の質疑を踏まえ、討論を行ったのでありますが、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、追加提案されました平成5年度補正予算について申し上げます。  議案第38号 平成5年度高岡市一般会計補正予算(第4号)のうち本委員会所管分  議案第42号 平成5年度高岡市土地取得会計補正予算(第2号)のうち本委員会所管分 の2件については、国・県の補助事業の確定に伴う調整、年度末における予算調整等が主なものであり、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものといたしました。  続いて、  請願第19号 消費税率引き上げ反対、消費税の廃止と食料品非課税を求める意見書提出につい        て 申し上げます。
     この請願は、1つには、いかなる名称・形式にかかわらず、消費税の増税・税率引き上げは行わないこと、2つには、消費税の食料品非課税を直ちに実施すること、3つには、消費税は廃止することを内容とする意見書の提出を求めるものであり、起立採決の結果、反対多数で不採択とすべきものといたしました。  なお、審査過程での意見として、  この請願に反対の立場から、  本格的な高齢化社会を迎え、直接税を中心とした現行税制では対応が極めて困難となっている。消費税は国民の間には定着してきており、食料品の非課税については若干同調できる面もあるが、廃止するのはいかがなものか。国民福祉税の導入は時期尚早であったと考えるが、将来を展望すれば、高齢化社会の負担のあり方を検討する必要がある。そうした観点から総合的に考えて、この請願は不採択とせざるを得ないという意見や、  また、一方、賛成の立場から、  消費税の引き上げは容認することはできず、現行制度においても、食料品については非課税にすべきだと考えている。この請願には、若干の問題はあるものの、おおむねこの請願の願意には賛同できるとの意見があり、  さらに、反対の立場から、  消費税は導入後6年を経過し、定着してきている。公正で活力ある高齢化社会を目指すには、個人所得課税の負担軽減と消費税の充実により、バランスのとれた税体系を構成し負担を広く分担することが重要であり、高齢化社会の負担のあり方や消費税の内容について国会において十分議論されていくものと思う。現段階では不採択とすべきであるとの意見がありました。  以上をもちまして、総務文教常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。 11 ◯議長(村本正三君) 総務文教常任委員長 畠 起也君の報告が終わりました。  以上をもちまして、各常任委員会の審査結果並びに経過についての報告が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 12 ◯議長(村本正三君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 13 ◯議長(村本正三君) 次に、討論に入ります。  通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。       〔26番(土谷 昭君)登壇〕 14 ◯26番(土谷 昭君) 私は、初めに、議案第1号から議案第3号まで及び議案第9号、議案第13号、議案第16号、議案第20号、議案第22号、議案第26号及び議案第30号について、反対の立場から討論をいたすものであります。  今、戦後最大の不況が市民生活を直撃をしています。細川内閣の不況対策は、大企業、大銀行の利益優先をしています。バブルの元凶となった大銀行には、不良債権の後始末を助けてやり、大企業には人減らし、合理化、下請いじめ、海外進出を進めるリストラ支援をしています。これが、個人消費を冷え込ませ、景気の足を引っ張る悪循環を生み出しています。  細川内閣のもとで地方財政への影響も重大であります。第1に、地方交付税を本来交付すべきものを後年度に回し、低く抑えています。第2に、一般財源化などということで、国庫補助金の削減、地方への転嫁をしています。第3に、地方債を大量発行させ、地方財政危機を深刻化させています。平成6年度一般会計予算は、国からの地方への押しつけを受け、また不況を反映した税収の大幅な落ち込みとなっています。さらに、平成8年度に開催されます全国都市緑化フェア関連事業などが加わり、公債費比率の大幅な増大をもたらしたものとなっています。不況に苦しむ市民の立場から見て、平成6年度予算案はどのようなものであるか。それは第1に、各種の公共料金の値上げであります。印鑑証明、住民票など、また、看護専門学校の受験料、授業料の大幅な値上げ、固定資産税もこれは将来的にもどんどん値上げされることになっています。特に、下水道使用料金の約60%の大幅値上げなどは、市民にとって耐えがたいものとなっています。公共投資でもある下水道建設に当たって、もともと富山市などと比べて著しく少ない一般会計からの繰入金であるにもかかわらず、前年度よりさらに2億 5,100万円も削り、逆に市民に対して60%も値上げして6億 4,300万円もの負担を新たに求めるものであります。市民の立場から絶対に了認できるものではありません。  また、固定資産税の増税に苦しむ市民をよそに、御旅屋第一街区再開発ビルには、今後5年間に固定資産税の50%の減免を図り、さらにビルに隣接して建設された駐車場に3カ年で 9,000万円も補助をするものであります。再開発ビルの駐車場に補助するなど、全国的にもその例がないものであります。税に対する不公平感を増幅させるものであり、市民の理解と納得の得られないものであります。  さらには、公共事業の名で、関連施設、道路などにも多額の支出となっています。本市の最重要課題である総合斎場建設については、保安林などの森林を含めた都市計画決定など絶対にできず、建設のめどもないのに、前倒しとして岩坪公民館建設費があります。隣接する児童公園を一部つぶすということで問題となり、新たに児童公園を求める意向を市長は答弁されていますが、岩坪公民館建設に当たっては、地元の方とともに、他のモデルになる公民館などを視察をして、これがよいということで、多目的ホールもある鉄骨づくり一部2階建て延べ面積 400平米として 6,500万円の補助金が確定されたのではないでしょうか。建設の段階になって 702平米しかない児童公園に 250平米も食い込むことになったのでなどとは、総合斎場建設に取り組むに当たって、市当局の最初から場当たり的な調査不足、展望のない取り組みと同根のものであります。本市の最重要課題である総合斎場建設への取り組みに対して、市民は、市長をはじめ市当局に対して厳しく糾弾をしています。  高岡市立図書館条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは市長が都市計画法ではもともと許可できないものを許可した責任上、市として旧医院跡を不都合な物件でありましたが、高額で買収する羽目に陥ったのであります。それを中田図書館にしようとするものであります。建物の改修設備費を含めると3億1千数百万円にもなるのであります。市長の失政の追認はできないことは当然であり、反対するものであります。  国保事業会計については、私がかねてより主張しています本市の国保税が全国トップクラスに高いものでありますが、引き下げるための何らの努力もなされておりません。  次に、水道事業会計についてでありますが、我が党は多くの県民とともに反対をした無謀な新港新産都市計画、それに基づいた過大な水需要の増大の見込み違いは、いよいよ水道財政にとって耐えがたいものとなっています。本年度も受水費の増大、さらには境川ダムの建設負担金が加わり、新たに 7,600万円もふえ、8億 5,200万円にもなります。長らく続く自民党県政の責任も重大であります。地下水が豊富な本市は、他の自治体に見られない特殊事情があります。すなわち、全市の約30%の世帯が月平均使用水量が10トン以下であります。地下水が豊富な未普及地区への設置は、水道財政の悪化を助長しているのであり、一般会計からの政策的援助は急務となっています。累積債務は急増しています。その償還も本年度7億 8,200万円にもなっており、既に本予算案は 4,127万円もの赤字予算となっております。近く大幅料金値上げは必至となるものであります。  次に、職員定数条例と高岡市民会館条例にかかわる問題についてであります。  簡素で、効率よい行政を進めると同時に、業務に必要な職員、特に市民の福祉、生命、安全等に直結する職員数は確保すべきであります。数字を追うような行財政改革には賛成しかねるものであります。職員定数減の一方で、非常勤職員と派遣職員が激増しています。平成元年度非常勤職員 250名であったものが 467名に、また、派遣職員は43名であったものが、今回提案の農業振興事業団の創設、市民会館の文化事業団への委託等により 107名にもなるのであります。事業団への委託は、内容の伴ったものではなく、職員定数削減に見合ったものと言わざるを得ません。  最後に、全国都市緑化フェアについて、市長に要望いたすものであります。市長は、本会議の答弁の中で、全国都市緑化フェアは、県の強い要請、すなわち、中沖県知事の要請で本市を主会場として開設されることになったのであり、県に対して財政的な支援を求めたいとの意向を明らかにされています。  私は、昨年、緑化フェアが開催されていた水戸市、そして本年開催される京都市、さらに来年度開催予定の千葉市などにも調査に行ってきましたが、規模、内容等を見聞をしたところ、いずれも本市ではとても考えられないものであります。他の全国都市緑化フェアと比べるのではなく、ローカル的なものでよいのではないかとの考え方もありましょうが、それにしても、本市にとっては歴史的な一大イベントであるとするならば、失敗は許されないものであります。現状では強い懸念を持っているものであります。本3月議会においても明らかになっている本市の財政はまことに厳しいものがあり、県知事に対して強力な財政的支援を求めることを重ねて要望するものであります。  次に、請願第19号 消費税率引き上げ反対、消費税の廃止と食料品非課税を求める意見書提出について、賛成の立場から討論をいたすものであります。  8カ月前、自民党一党支配打破、改革と変革を推し進めるとして細川連立政権が誕生いたしました。直ちにやったことは、「自民党政治の継承の宣言」であったのであります。そして、国民の求める政治への期待に反して、自民党政府がこれまでしたくても実行できなかった悪政を国民に浴びせ続けているのであります。すなわち、金権腐敗の根源である企業・団体献金の禁止ではなく、小選挙区比例代表並立制、政党法の強行でありました。さらには、病院給食の患者負担の導入、国立大学授業料の大幅値上げ、年金制度の改悪、米の輸入自由化受け入れなどであります。悪政を推し進める一つとして消費税の大幅税率の引き上げをしようとするものであります。消費税は、今さら申し上げるまでもなく、いわゆる生活弱者には耐えがたく、高額所得者ほど税負担が軽くなるという逆進性を特徴としているもので、最も不公正きわまる税制であることが、この5年間の中でも国民に知り尽くされているのであります。  細川首相は、深夜の記者会見で突然、税率7%の国民福祉税を打ち出したのであります。国民福祉税は、消費税の名を変えただけのものであり、大きな怒りの世論の盛り上がりの中で、一たんは取り下げをいたしましたが、その火種は消えていなく、与党内の年内協議で、新税創設も含めて増減税案を策定するとしており、装いも新たに持ち出されてくる危険性があります。選挙公約で、小選挙区制など、だれ一人公約しなかったのに強行したように、食料品の非課税や消費税の廃止を公約したのが圧倒的な議員ではありますが、今の細川連立政権のもとではいささかも軽視できないということを主張して、賛成討論にかえます。 15 ◯議長(村本正三君) 36番 玉井久雄君。       〔36番(玉井久雄君)登壇〕 16 ◯36番(玉井久雄君) 私は、社会クラブ議員団を代表しまして、議案第1号から議案第44号までの全議案に賛成の立場で討論をいたします。  なお、予算に関連する問題、あるいは議案についての詳細な問題については、それぞれの各常任委員会の中の審査に当たって、私どもの考え、あるいは提言等を行ってきたところでございますので、省略させていただきたいと思います。  そこで、一般会計をはじめとする平成6年度予算は、経済の長期停滞に伴う極めて厳しい財政環境の中で、本市総合計画に掲げる諸施策や新規事業など当面する諸課題にも積極的に取り組んでいる点については、評価を申し上げたいと思います。しかし、積極性のあらわれが今度の財政収支の市債に見られるように、約 109億円が計上されておるのであります。また、平成5年度末起債残高の総額は約 974億円に達し、さらには、平成6年度末では約 1,000億円を突破することは明らかな状況であります。したがって、今後の財政運営に当たっては、施策の優先度・緊急度の選択を十分見きわめていただきたいと思うのであります。  それでは、当面する重要課題3点について、我が会派としての見解を述べ、御要望を申し上げたいと思います。  まず第1に、総合斎場の建設の問題でございます。これは、長い長い歴史が延々と続くような私は感じを持ち、大変心配をしている一人であります。我々の会派をおいても、そういうことであります。さて、岩坪地区自治会が市の要請を受けて、平成2年3月に同意され、きょうまで既に約4年間経過をしましたが、この間いろんな紆余曲折もございました。しかしながら、現実的には、一部の未同意者の方々の御理解が得られず、建設に着工できないのが現状であります。  しかし、市当局におかれては、昨年の9月には、異例とも言える地域振興策の決断によって一つの打開を見出そうという方針が出されました。しかし、これも決してよい方向が見出されていないと思います。そこで、私どもは、こうした状況にあって、岩坪地区だけの問題にせずに、もっと広く国吉地区全体の問題として取り組んでいただき、円満解決の努力をすべきではないか、こういうことを提言をしたところであります。  その後、地域の皆さんの努力によりそうした動きが実りまして、ことしの3月には国吉地区振興対策委員会が設置されたと聞いておるのであります。こうした皆さんと十分に協議をされ、よき結論を見出されることを期待していたのでありますが、今定例会で、岩坪公民館の建設費が提案をされ、この案件をめぐって民生病院常任委員会でいろんな角度から議論がなされたことも、先ほど委員長の方から御報告がありました。ただ、その中で、市当局は、総合斎場そのものは現在の計画地で建設は可能であり、実施する、そういう前提でこれを出しておるんですと、こういうことでありましたから、そういう自信に満ちた当局の決断について、我々もそうであるならば、建設の見通しがあるものと、こういう立場で賛成をいたしました。  そこで、当局にお願いしたいのは、それでは具体的な総合斎場の全体像と今後の建設スケジュールについて早期にお示しいただきたい。このことを御要望申し上げておきます。  次に、第2は、全国都市緑化フェアの問題でございます。これは、昨年来、あるいは今議会でも非常に大きな問題として取り上げてきておりますから、余り内容について詳しく申し上げるまでもないと思います。ただ、もう2年後に迫っておるんですね。そして、本市における事業全体について、主催者である県の役割分担、特に財政負担について、いまだに明確になっていないのはまことに残念であります。恐らく、これだけ大きなプロジェクトの問題で、もう2年後に迫って、ただ単なる単一的なものではなく、その事業をやるには相当大きな整備なり、環境なり、こういったものもやらなければならん。このように実は思っておるわけでありますが、恐らくこのまま推移いたしますと、本市は多大な財政負担が強いられるのではないかという懸念を持つものの一人であります。こうした懸念もあってか、非常に日ごろ大変温厚で、忍耐強い佐藤市長でありますが、珍しく本会議で今度は大きな声を出されました。さもあらんなあと私は思っております。もとよりこの事業は、県当局から強いお勧めがあり、市としては取り組んだ経緯がありました。したがって、県とされましては、相応の支援がなされるものと大いに期待をしています。こういう答弁がありました。私は、市長の胸の内には、県の対応に業を煮やして、うーんという、そういうものがあったんではないかというように受けとめておりました。私も、同じふうに思いながら、昨年の12月議会でもいろいろ申し上げました。ただ、私はそのときにも言ったのは、高岡市では今後、これから大きなプロジェクト事業、重要な課題があります。これに財政的な影響があってはならん。こういうことで申し上げてきたところでありますが、私はその点が非常に心配であります。しかしながら、今、高岡市は、県との間に財政負担をめぐって最後の綱引きがやられておるわけで、もう始まっています。そこで、綱引きをやる以上は、綱引きに勝たなならん。ぜひ勝っていただきたい。よい成果を生んでいただきたい。こう思っておるわけでありますから、議会も全部こぞって応援している。ぜひひとつ頑張っていただきたいと思います。  それでは、第3に、市民病院の改築問題について申し上げます。  新年度予算には実施設計費が2億円が計上されました。いよいよ市民病院の改築に歩み出した、第一歩だと、こう実は思っている。市民の期待も大変大きいものがあります。さて、この改築のために、昨年、基本方針が示されました。概要を見ますと、今年度実施設計をやって、7年度から建設に着手すると、こういうことも今議会でも市長から述べられています。この第1期は病棟部門、第2期が外来診療部門となっています。同時に施工されるようであります。しかしながら、建設は約5年間かかると聞き及んでおるのでありますが、それぞれ各地の総合病院等の改築の状況を見た場合に、おおよそ大体2年から3年で完成されている。なぜに高岡市が5年かからなければならんのか、これは一に財政問題だと、私はこのように受けとめておるわけでありますが、そういう事情もありましょう。しかしながら、改築は現在地で行うわけです。そうでありますから、診療しながら長期の工事が強いられていくのであります。ただ、私はその際に、利用者の、特に高岡市民の利便性を考えた場合に一体どうであろうか。そういう状況の中であった場合に、せっかく医師や医療従事者の皆様が一生懸命やっても、不評を買っては後に重大な影響が出るのではないか、こう実は思う。くどくは申し上げませんが、したがって、工期についてはこれからであります。財政の見通しも立てながら、できるだけひとつ短縮されるよう要望申し上げまして、賛成討論にかえる次第であります。 17 ◯議長(村本正三君) 17番 北世七雄君。       〔17番(北世七雄君)登壇〕 18 ◯17番(北世七雄君) 私は、自民クラブを代表いたしまして、議案第1号 平成6年度高岡市一般会計予算をはじめ全議案に対し、賛成の立場から討論を行います。  先ほども4常任委員長から、1時間余りにわたりまして報告がございましたので、私の方ではそれを割愛させていただきまして、簡単に我が自民クラブの意見を申し上げ賛成討論とさせていただきたいと思います。  バブル経済の崩壊の影響等から我が国経済は長期低迷が続いており、また、所得税、住民税等の特別減税が実施されることから、平成6年度の地方財政は大幅な財源不足の状況が見込まれる上、多額の借入金残高を抱えております。  一方、生活関連社会資本の整備、高齢化社会の進展への対応等といった現下の重要政策・課題を推進していく上で地方公共団体は大きな役割を求められており、これに加えて景気対策にも配慮した地方単独事業の積極的な推進が強く期待されているのであります。  このような中で編成されました本市の新年度予算を見てみますと、長引く不況等の影響で財源の柱である個人市民税は対前年度比17.5%減、法人市民税が10.9%減、市税全体では対前年度比 5.2%減という大幅な落ち込みが見込まれる中で、一般会計予算は 598億 9,500万円余りと対前年度比 7.7%増、特別会計予算 595億 2,700万円余対前年度比 9.4%増という積極的な予算編成となっておりますことは、まずもって高く評価申し上げたいと思います。  新年度予算の重点事業として、緑と環境に優しいまちづくり、国際交流事業の推進、景気対策、生涯学習・スポーツのまちづくり、福祉と健康のまちづくりを基本として、下水道の整備など、快適な生活環境づくりのための都市基盤の整備、人口対策などの施策の推進にも取り組まれております。このように総合計画の着実な進展を図るとともに、生活関連事業や福祉、文化の面に重点を置き、創意と工夫を凝らし、経費の節減合理化を図り、限られた財源の重点的・効率的配分に徹し、最少の経費で最大の効果が得られるよう配慮されたきめ細かな予算となっておりますことを高く評価し、積極的に賛意を表するものであります。  しかし、ここで今後の財政運営について要望申し上げたいと思います。先ほども申し上げましたように、景気の低迷で市税収入が大幅に落ち込み、逆に市債は前年度に比べ45.6%増と大幅な伸びを示し、歳入全体に占める割合も18.2%となり、起債依存度はかなり高まってきております。さらに、投資的経費の財源として、財政調整基金より15億円が繰り入られております。現下の財政事情の中ではやむを得ない対応であると思いますが、起債の償還は将来の財政運営にとって大きな負担となるものであります。中期的な財政計画をしっかりと見きわめていく必要があり、今後の財政運営についての気配りを十分に行っていただくことを要望を申し上げます。  また、本市の最重要事業の一つであります総合斎場の建設について一言申し上げたいと思います。今定例会には、総合斎場岩坪設置反対期成同盟会から反対の陳情が出され、我々自民クラブは政策審議会や総会の場で地域振興策や未同意者の方々との話し合いの方策など、長時間にわたり大いに議論をいたしました。大方の賛成者の気持ちを考えたとき、不採択とせざるを得ないとの結論を出したのでありますが、大半の用地を取得してから今日まで、未同意者の方との話し合いが見出せない状況にあります。当局は、これまで誠意を持って臨まれてきたと思いますが、もっともっと理解を得るための努力が必要であると思います。国吉地区では、岩坪地区だけでなく全体の問題として取り組みたいとして対策委員会を設置されました。これを機会に、これまで以上に最大限の努力を傾注し、総合斎場の建設に取り組まれることを強く要望するとともに、我々自民クラブも最大限の協力は惜しまないことを申し添え、自民クラブを代表しての賛成討論といたします。 19 ◯議長(村本正三君) 以上で、討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 20 ◯議長(村本正三君) これより、議案の採決を行います。  まず、  議案第1号 平成6年度高岡市一般会計 から  議案第3号 平成6年度高岡市下水道事業会計予算 まで 及び  議案第9号 平成6年度高岡市農業集落排水事業会計予算  議案第13号 平成6年度高岡市水道事業会計予算  議案第16号 高岡市職員定数条例の一部を改正する条例  議案第20号 高岡市手数料条例の一部を改正する条例         附則「高岡市市税賦課徴収条例の一部改正」  議案第22号 高岡市立看護専門学校条例の一部を改正する条例  議案第26号 高岡市立図書館条例の一部を改正する条例 並びに  議案第30号 高岡市民会館条例の一部を改正する条例  以上10件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛 成 者 起 立〕 21 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。  よって、議案第1号から議案第3号まで及び議案第9号、議案第13号、議案第16号、議案第20号、議案第22号、議案第26号並びに議案第30号の10件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────── 22 ◯議長(村本正三君) 次に、残りの議案の  議案第4号 平成6年度高岡市交通災害共済事業会計予算 から  議案第8号 平成6年度高岡市工業団地造成事業会計予算 まで  議案第10号 平成6年度高岡市土地取得事業会計予算 から  議案第12号 平成6年度高岡市高岡市民病院事業会計予算 まで  議案第14号 平成6年度高岡市工業用水道事業会計予算 及び  議案第15号 高岡市公平委員会設置条例を廃止する条例  議案第17号 職員の勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例         附則「職員の給与に関する条例の一部改正」 から  議案第19号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例 まで  議案第21号 高岡市保育所設置条例の一部を改正する条例  議案第23号 高岡市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例 から  議案第25号 高岡市水洗便所改造資金貸付基金条例の一部を改正する条例 まで  議案第27号 高岡市武田家条例及び高岡市万葉歴史館条例の一部を改正する条例 から  議案第29号 高岡市美術館条例         附則「高岡市立美術館条例の廃止」 まで 並びに  議案第31号 高岡市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例 から  議案第44号 平成5年度高岡市水道事業会計補正予算(第3号) まで  以上34件を一括して採決いたします。 23 ◯議長(村本正三君) 本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。
     本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第4号から議案第8号まで、議案第10号から議案第12号まで、議案第14号及び議案第15号、議案第17号から議案第19号まで、議案第21号、議案第23号から議案第25号まで、議案第27号から議案第29号まで、並びに議案第31号から議案第44号までの34件は、いずれも委員長のの報告のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────── 25 ◯議長(村本正三君) 次に、請願の採決を行います。  請願第19号 消費税率引き上げ反対、消費税の廃止と食料品非課税を求める意見書提出につい        て を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛 成 者 起 立〕 26 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。  よって、請願第19号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               特別委員会の調査期限の延期について 27 ◯議長(村本正三君) 日程第2 特別委員会の調査期限の延期についてを議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 長 報 告 28 ◯議長(村本正三君) 特別委員会の付託案件につきましては、いずれも本年3月末日をその調査期限といたしておりましたが、各特別委員会から、会議規則第44条第1項の規定により調査期限を延長されたい旨の要求がありました。  これより、各特別委員長の報告を求めます。  まず、港湾対策特別委員長 山中義一君より報告をお願いいたします。       〔港湾対策特別委員長(山中義一君)登壇〕 29 ◯港湾対策特別委員長(山中義一君) 港湾対策特別委員会における調査の概要について、御報告申し上げます。  本委員会は、昨年3月の定例会におきまして、調査期限を延長し、今日まで伏木外港建設計画に関すること、内港整備に関すること、港湾関連背後地整備に関することについての3項目に関し、調査を進めてきたところであります。  以下、委員会調査の主なる経過等について簡単に御報告申し上げます。  まず、本市の最重点事業の一つとして取り組んでおります伏木外港建設につきましては、平成10年を目標年次とした第1期事業が、平成元年度着工以来、本年度が第5年次目に当たります。  平成5年度の工事概況を申し上げますと、運輸省施工分は、対前年度比39.6%増の45億 8,000万円が投入され、北防波堤、岸壁、基礎マウンド等の工事が進められ、北防波堤については、これで基礎工が 694メートル、堤体工が 480メートルの進捗状況となっております。また、石油基地の移転拡充のため、危険物取扱施設用地の造成を図るため、その前面で危険物を扱うマイナス 7.5メートル岸壁の工事も順調な進捗を見ております。  一方、富山県施工分は、対前年度比43.9%増の25億 6,200万円が投入され、中仕切り、緑地護岸、東防波堤を中心に工事が急ピッチで進められたところでございます。  本委員会は、第一港湾建設局伏木工事事務所の案内によりまして、外港の現地視察を行ったところでありますが、北防波堤の上を歩きながら、一日も早い外港建設の完成を心から願ったところであります。外港建設につきましては、市も全力を挙げて取り組んでおられますが、本委員会といたしましても、独自に第一港湾建設局に陳情を申し上げたところでございます。今後とも、引き続き、粘り強く国・県に対し働きかけを行い、積極的に取り組まなければならないと感じた次第であります。  次に、内港整備について申し上げます。  内港整備につきましては、現有施設を活用しながら、適切かつ良質な港湾空間の創出を図るため、再整備が進められているところでありますが、今後とも、内港機能を明確化し、その整備、充実について国・県に要望していく必要があると思うのであります。  次に、港湾関連背後地の整備について申し上げます。  港湾関連背後地整備の指針として、豊かな自然と歴史を生かした魅力あるウォーターフロントの創出を目標とした「伏木ポートルネッサンス21計画調査」が国・県により、また、これと並行して北部地区の開発整備を図るための「高岡市北部地区開発整備基本計画」が、市によって策定されております。  昨年6月に、新潟市の行政視察を行いました。港湾施設と背後地との有機的な調和のあるまちづくりが進められております。本委員会といたしましては、環日本海時代を迎え、みなとまち伏木にふさわしい歴史と未来のロマンにあふれ、国際化に対応できるため、今後、両者の計画も含めた諸施策の実現化に向け、とりわけ、臨港ゾーンの整備については、国・県と連携をとりながら、外港建設の進捗度にあわせ、また、民間活力も生かしながら取り組まなければならないと考える次第でございます。  以上、委員会の調査項目を中心に調査の概要を申し述べましたが、去る2月22日開催の委員会におきまして、今後とも、委員会が一体となって先進地視察も実施し、積極的に調査活動を行うことを確認するとともに、伏木外港建設の促進等に取り組むため、調査期限をさらに平成7年3月末日まで延長すべきものといたしたのでございます。  以上をもちまして、港湾対策特別委員会の報告といたします。 30 ◯議長(村本正三君) 港湾対策特別委員長 山中義一君の報告が終わりました。  次に、高岡駅周辺整備特別委員長 沢田英明君より報告をお願いいたします。       〔高岡駅周辺整備特別委員長(沢田英明君)登壇〕 31 ◯高岡駅周辺整備特別委員長(沢田英明君) 高岡駅周辺整備特別委員会における調査概要について、御報告を申し上げます。  本委員会は、昨年6月の定例会におきまして、調査期限を本年3月末日までとし、高岡駅周辺の都市整備に関することについて調査を進めてきたところでございます。  以下、委員会調査の主なる経過等について、簡単に御報告を申し上げます。  去る2月25日に開催されました委員会におきまして、JR貨物ヤード跡地を含む駅周辺地区の整備方針について、都市拠点総合整備調査の中間報告が示されました。  整備方針の基本的な考え方として、「県西部地域の広域都心地区の中心核形成の場」「交通結節点機能を活かした回遊性の高い街づくり」を掲げております。また、駅直近地区の整備方針としては、土地利用方針を4街区に分け、1街区である駅前西街区では、都市ホテルを中心に商業、業務系機能を加えた魅力拠点の形成、さらにJR貨物ヤード跡地とステーションビルを含めた2街区では、商業空間としての整備、3街区及び4街区では、既存機能の更新、強化を図ることとしておるのであります。  委員会としても本市の緊急課題として受けとめ、スーパー特急の現駅乗り入れを含む南北一体化の問題もあり、今後も、さらに精力的に調査・研究を進めていく必要があるとの結論に達したのでございます。  一方、中心市街地再開発の核事業の一つである高岡駅前西第一街区市街地再開発事業は、ホテル・ニューオータニ高岡をキーテナントし、公共公益施設と大型駐車場の要望が出されております。このため、昨年現地調査を行い、当再開発準備組合との意見交換を行ったほか、ホテルアルファ1の屋上に登りまして、高岡駅周辺全体を見渡し、これからの都市基盤づくりを考えたのであります。  以上、委員会の調査の概要を申し述べましたが、いよいよ、来年度早々には都市拠点総合整備調査や南北一体化調査の結果が出されるところでありますが、今後とも、委員会が一体となって先進地視察も実施しながら、積極的に調査活動を行うことを確認するとともに、調査期限をさらに平成7年3月末日まで延長すべきものといたしたのでございます。  以上をもちまして、高岡駅周辺整備特別委員会の報告といたしたいと思います。 32 ◯議長(村本正三君) 高岡駅周辺整備特別委員長 沢田英明君の報告が終わりました。  次に、市民総合文化広場特別委員長 山本 繁君より報告をお願いいたします。       〔市民総合文化広場特別委員長(山本 繁君)登壇〕 33 ◯市民総合文化広場特別委員長(山本 繁君) 市民総合文化広場特別委員会の調査の概要について、御報告いたします。  本委員会は設置以来、「高岡高校跡地等利用及び関連施設に関すること」について調査を進めてきたところであります。  この高岡高校跡地等を含む約4.25ヘクタールの区域は、文化創造の拠点・カルチャーフロントとして位置づけられており、この区域内において展開される市民総合文化広場整備事業は、美術館及び図書館等の教育・文化・芸術の施設を中心に整備を行い、さらに、この区域と高岡古城公園の回遊性を高めるため、シビックロード等を整備するものであり、6年度で4年次目に当たる本市の総合計画第6次事業計画の最重点事業として掲げられているのであります。  このうち新美術館ついては、第1期工事の中核工事として進められておりましたが、昨年12月に定礎式も終え、本年秋の開館に向け、準備が進められております。  また、新美術館には、ハイビジョン・システムの導入により、高精細度の画像によって常時展示できない所蔵作品が実物に近いレベルでいつでも鑑賞でき、作品の解説や背景などが美しい映像や音声で提供され、来館者の美術に対する親しみや理解が深まることとなり、心の豊かさやゆとりが求められている今日、市民の美術的教養の向上に寄与するとともに、地域文化創造の一翼を担うものと期待するものであります。  また、当局では、開館記念事業を含め、美術館の今後の運営について本格的な検討に入っておりましたが、既に、新美術館の運営基本方針も作成されたところであります。この基本方針案では、伝統と創造が織りなす、開かれた美術館を目指し、約40年間にわたり市民に親しまれてきた美術館のすぐれた活動実績を生かすとともに、新しい時代にふさわしい創造的な美意識をはぐくむ美術館として、「幅広い美術活動を行う企画運営型の美術館」「美術・工芸の伝統を生かした特色ある美術館」「市民に開かれた美術館」という基本的性格を有する施設として整備することとなっております。  なお、開館後は、企画展示として、19世紀から20世紀のフランス近代絵画の29作家の作品を展示する「近代フランス絵画の巨匠たち」、高岡ゆかりの作家12人の作品を展示する「 '94高岡の現代絵画展」及び「トウ ルーズ・ロートレック展」等の特別展が、常設展示として、高岡において伝統のある美術・工芸の作品を中心に紹介する「金属の造形-伝統と現代」などが予定されております。さらに、収蔵品の収集としては、本市の伝統産業に根差した工芸美術品が予定され、郷土の美術・工芸の流れが理解できるとともに、全国的、国際的な視野からも美術・工芸全般が概観できるような特色のあるコレクションの形成が目指されております。  本委員会では、新美術館の工事状況の現地調査をはじめ、市民総合文化広場整備事業について、他市の視察を含め、調査・検討を行ってまいりました。  平成4年3月の第1期工事の着工以来、新美術館建設等の進捗状況も順調であり、本年9月の新美術館開館を控え、開館・運営の準備も着実に行われているところであり、一定のめどがついたとの見方もできますが、現在、基本設計に入り、来年度には実施設計が予定されているシビックロードや、また、第2期工事で整備が予定されている図書館等の調査・検討など、今後、新たに取り組むべき課題も多く、今後とも調査検討を行う必要があることから、現在の調査事項のまま、調査期限を平成7年3月31日まで延長すべきものとしたのであります。  以上で、市民総合文化広場特別委員会の報告といたします。 34 ◯議長(村本正三君) 市民総合文化広場特別委員長 山本 繁君の報告が終わりました。  以上をもちまして、各特別委員長の報告が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 35 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。  特別委員会の付託事件の調査につきましては、各特別委員会からの要求のとおり、その調査期限を、それぞれ平成7年3月末日まで延期することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、港湾対策、高岡駅周辺整備及び市民総合文化広場の各特別委員会の付託事件の調査期限は、それぞれ平成7年3月末日まで延期することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               追 加 議 案 の 上 程 37 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第3 議案第45号から議案第50号までを議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 38 ◯議長(村本正三君) 市長 佐藤孝志君より、提案理由の説明を求めます。       〔市長(佐藤孝志君)登壇〕 39 ◯市長(佐藤孝志君) ただいま上程されました議案6件について、御説明申し上げたいと存じます。  初めに、議案第45号 財産の取得について、御説明申し上げます。  本件は、高岡古城公園、二上山公園に次ぐ総合公園となり、また、第13回全国都市緑化とやまフェアのメーン会場となる(仮称)高岡おとぎの森公園を、親水性豊かな、子供たちの創造性をはぐくむ都市公園として整備するため、その事業用地を取得しようとするものであります。  次に、議案第46号 高岡市名誉市民の称号の贈呈について同意を求める件について、御説明申し上げます。  本件は、本市出身の作家・堀田善衞氏に対する高岡市名誉市民の称号の贈呈に係るものであります。  御承知のとおり、堀田善衞氏は、昭和27年に小説「広場の孤独」などにより、県内出身の作家として初めて第26回芥川賞を受賞されたのであります。その後も、「海鳴りの底から」「審判」「ゴヤ」をはじめ数多くのすぐれた作品を発表されております。それらの作品からは、透徹した歴史眼と歴史・時代の中に生きる人間を温かく見る目が感じられます。また、アジア・アフリカ作家会議事務局長、議長なども歴任されております。  これらの氏の作品及び作家活動は、我が国ではもちろんこと、世界的にも高く評価されており、また、広く日本文化の進展に大きく貢献されているのであります。  このような氏の御功績をたたえ、郷土の誇りとして名誉市民の称号をお贈りすることにつきまして、去る3月15日、高岡市名誉市民審議委員会を開催し、御審議をいただきましたところ、称号に贈るにふさわしいとの御答申をいただいたのであります。  ここに、氏の御功績をたたえ、高岡市名誉市民の称号を贈呈することにつきまして、議員各位の御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。  次に、議案第47号は、収入役の選任について同意を求める件でございまして、このたび、越前一朗氏より、来る3月31日をもって収入役を辞職したい旨の申し出がございましたので、その後任として新たに菓子博明氏を収入役に選任いたしたいと存ずるものであります。  議案第48号は、固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件でございまして、北本耕造氏の任期が来る3月26日で満了いたしますので、新たに岸 勇氏を選任いたしたいと存ずるものであります。  議案第49号及び議案第50号は、いずれも人権擁護委員の推薦について意見を求める件でございまして、藤井京子氏の任期が来る6月14日をもって満了いたしますことから、引き続き同氏を推薦いたしたく、また、粟田吉雄氏が本年1月10日に死去されたことに伴い、新たに道前正光氏を推薦いたしたいと存ずるものであります。  以上、提出議案の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ、慎重御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 40 ◯議長(村本正三君) 市長 佐藤孝志君の提案の理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 41 ◯議長(村本正三君) ただいま議題となっております議案のうち議案第46号から議案第50号までは、いずれも人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第46号から議案第50号までは、直ちに採決することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                  採             決 43 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。  まず、議案第46号を採決いたします。  議案第46号 高岡市名誉市民の称号の贈呈について同意を求める件  これは、堀田善衞君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第46号は、これに同意することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────────── 45 ◯議長(村本正三君) 次に、議案第47号を採決いたします。  議案第47号 収入役の選任について同意を求める件  これは、菓子博明君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第47号は、これに同意することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               収入役就任あいさつ 47 ◯議長(村本正三君) ただいま収入役の選任について同意をいたしました菓子博明君よりごあいさつがございます。       〔菓子博明君登壇〕 48 ◯菓子博明君 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいまは、収入役の選任につきまして、佐藤市長より御提案をいただき、議会の皆様方の御同意を賜りましたことは、まことに身に余る光栄に存ずる次第であります。厚く感謝し、お礼を申し上げます。  私は、その重責に身の引き締まる思いでおります。もとより、浅学非才の身ではありますが、これまでの市職員としての経験を生かしながら、さらに研さんに努め、その職責を果たすとともに、高岡市勢発展のために微力ではありますけれども、精いっぱいの努力をしてまいりたいと存じます。  議員の皆様方におかれましては、これまで以上の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)   ─────────────────────────────────────── 49 ◯議長(村本正三君) 次に、議案第48号を採決いたします。  議案第48号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意をを求める件  これは、岸 勇君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第48号は、これに同意することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────────── 51 ◯議長(村本正三君) 次に、議案第49号を採決いたします。  議案第49号 人権擁護委員の推薦について意見をを求める件  これは、藤井京子君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第49号は、これに同意することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────────── 53 ◯議長(村本正三君) 次に、議案第50号を採決いたします。  議案第50号 人権擁護委員の推薦について意見をを求める件  これは、道前正光君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第50号は、これに同意することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 55 ◯議長(村本正三君) 次に、議案第45号に対する質疑を行います。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 案 の 委 員 会 付 託 56 ◯議長(村本正三君) ただいま議題になっております議案第45号につきましては、お手元に配付してあります議案審査付託表のとおり、建設水道常任委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 57 ◯議長(村本正三君) この際、付託議案審査のため、しばらく休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                  休憩 午後3時25分                                  再開 午後4時10分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 58 ◯議長(村本正三君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議  題  の  宣  告 59 ◯議長(村本正三君) 議案第45号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委  員  長  報  告 60 ◯議長(村本正三君) 本案につきましては、休憩中に開催されました建設水道常任委員会で審査が行われましたので、その審査結果及び経過につきまして、委員長の報告を求めます。  建設水道常任委員長 二上桂介君より報告をお願いいたします。       〔建設水道常任委員長(二上桂介君)登壇〕 61 ◯建設水道常任委員長(二上桂介君) 休憩中に開催をいたしました建設水道常任委員会の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第45号 財産の取得について        ((仮称)高岡おとぎの森公園整備事業用地) であります。  審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以下、審査の過程における主な質疑について申し上げます。  まず、公園用地の取得に係る1平米当たりの単価はどのくらいかとの質疑に対し、1平米当たり平均3万 7,700円であるとの答弁があり、  また、佐野、上黒田地区における未契約部分についての交渉状況はどうかとの質疑に対し、計画そのものには同意をいただいているが、現在、代替地について地権者と市と代替地提供者との間で調整中であり、できるだけ早く取得できるように引き続き努力したいとの答弁がありました。  また、事業全体の中で道路として取得した面積はどの程度になるのか、また公園に係る国有地の面積はとの質疑に対し、道路としては、物件のある宅地を除く約1万 900平米について、昨年末取得している。また、公園の国有地については、時価相当額で払い下げを受ける部分として 8,200平米、つけかえに伴う無償譲渡を受ける分として 3,500平米、そのほか約 4,500平米が個人名義の導水路等であるとの答弁があり、  用地取得に伴う国の補助率はどれだけかとの質疑に対し、基本的には3分の1であるとの答弁があり、  公園内の墓地は個人所有か、あるいは共同所有であるのかとの質疑に対し、共有所有であるとの答弁がありました。  以上をもちまして、建設水道常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。 62 ◯議長(村本正三君) 建設水道常任委員長 二上桂介君の報告が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 63 ◯議長(村本正三君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 64 ◯議長(村本正三君) 次に、討論に入ります。  通告がございませんので、これで討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 65 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。  議案第45号 財産の取得について        ((仮称)高岡おとぎの森公園整備事業用地)
     本案に対する委員長の報告は、可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第45号は、委員長の報告のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 67 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第4 議員提出議案第1号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 68 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第1号 地方バス路線運行維持補助制度に関する意見書について 高山豊次君より、提案理由の説明を求めます。       〔20番(高山豊次君)登壇〕 69 ◯20番(高山豊次君) 提出者を代表いたしまして、案文を読み上げ、提案といたします。            地方バス路線運行維持補助制度に関する意見書  地方のバス路線は、地域住民にとって日常生活に不可欠な足であり、その果たすべき役割と地域住民の期待は極めて大きなものがある。とりわけ、高齢者、児童、身障者、通学生などの「交通弱者」にとって、バス路線を守ることは重要な社会的使命になっている。しかしながら、モータリゼーションの進展と地域社会経済の変動とが相まって輸送構造に大きな変化があらわれ、著しくバス利用者が減少し、地方バス経営の置かれている状況は非常に厳しいものがある。その結果、バス路線の維持が困難となり、やむなくダイヤ削減、路線の縮小・廃止が相次ぎ、「交通弱者」の足が奪われる現状にある。  よって、政府におかれては、地方の実情を十分しんしゃくされ、住民の足を確保するために、現行の地方バス路線運行維持補助制度を改善・継続するとともに、公共交通活性化のための総合的施策を確立されるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成6年3月25日                                     高岡市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、運輸大臣、自治大臣、以上ですが、議員各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。 70 ◯議長(村本正三君) 高山豊次君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 71 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。  本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 73 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。  議員提出議案第1号 地方バス路線運行維持補助制度に関する意見書について  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛 成 者 起 立〕 74 ◯議長(村本正三君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 75 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第5 議員提出議案第2号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 76 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第2号 食料と農業・環境を守り農村の活性化に関する意見書について 中島 司君より、提案理由の説明を求めます。       〔10番(中島 司君)登壇〕 77 ◯10番(中島 司君) 昨年来の米不足によって、今、大変国民の間に食料に対する不安や危惧が広がってきています。そういった状況を見るとき、今日的状況の中では、農業生産基盤にかかわるさまざまな諸政策が大変重要な時期になってきていますし、同時に、農業の持つ環境やその他さまざまな諸問題についても、いろんな政策を確立していくことが大変重要になってきています。そういった趣旨と意味を込めて意見書の案文を朗読をいたしますので、各位の御賛同のほどよろしくお願いをいたします。          食料と農業・環境を守り農村の活性化に関する意見書  政府は、昨年12月に、ガット交渉で米の市場開放を受け入れ、今年の4月12日から15日にモロッコで開催される閣僚会議で調印がなされ、今後、国会で批准及び国内法の整備が行われ、平成7年7月から実施される状況となっている。  また、国内においては、ますます担い手が減少し自給率は著しく低下をするとともに、中山間地は、高齢化と生産性の低い水田の耕作放棄が進み、集落は崩壊の一途にある。  農林水産業は農産物を生産するだけでなく、保水や洪水防止、空気の浄化や景観など環境保全のため大きな役割を担っている。  食料・農業・農村について、食料の安全・安定供給、環境保全や景観の保持としての観点からも足腰の強い農林水産業政策の具体化が今、求められている。  よって、政府におかれては、食料と農業・環境を守り、農村の活性化を図るため、次の事項について積極的に対処されるよう強く要望する。                      記  1 条件不利地域に対する総合援助政策を導入すること。  2 担い手育成のための就農者助成を図ること。  3 穀物の備蓄制度の確立、他用途利用米制度の見直しをすること。  4 生産基盤と生活基盤整備の促進を図り、農業者の負担を軽減すること。  5 米など輸入穀物の安全性確保のための検査体制を確立すること。  6 環境保全型農業の推進のための制度を確立すること。  7 地域農林業振興のための各種助成制度の充実を図ること。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成6年3月25日                                     高岡市議会  提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、大蔵大臣、農林水産大臣、通商産業大臣、食糧庁長官であります。 78 ◯議長(村本正三君) 中島 司君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 79 ◯議長(村本正三君) これより、質疑に入ります。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 80 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第2号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 82 ◯議長(村本正三君) これより、討論に入ります。  通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。       〔26番(土谷 昭君)登壇〕 83 ◯26番(土谷 昭君) 私は、議員提出議案第2号 食料と農業・環境を守り農村の活性化に関する意見書案に反対の立場から討論をいたすものであります。  この意見書案は、政府は、昨年12月にガット交渉で米の市場開放を受け入れ、ことしの4月12日から15日にかけ、モロッコで開催される閣僚会議で調印がなされ、今後、国会で批准及び国内法の整備が行われ、平成7年7月から実施される状況となっていると述べています。そして、輸入自由化に対応するための諸施策を求めるものとなっています。これは、細川連立政権の米輸入自由化を受け入れを当然のこととしているものであり、圧倒的な市民の立場に立ち、絶対に同意できないものであります。  本市議会においても、ついこの間の昨年12月及び6月議会でも、米市場開放阻止の意見書が全議員の賛成のもとに採択されているのであります。これが市民の声であります。私は、米自由化阻止の闘いはこれからだと考えます。今回の米不足からの最大の教訓は何か。減反を押しつけて、備蓄を減らした政治に責任があります。たった1回の凶作になぜこれほどの不足となったのか。政府は、米は過剰だから水田の減反をし、強制したはずではなかったのか。この冷害で 200万トンの米が不足するというのに、米の備蓄は昨年10月末には約20万トン、国民必要量のわずか1週間分しかなかったのであります。  細川政権は、農家が米をつくりたくてもつくらせない減反政策、食糧管理費を大幅に削減して米備蓄を行わない政策、こうした自民党政府以来の誤った路線を今こそ根本的に見直すべきであります。  米を主食とするお隣の韓国でも、昨年の米生産は日本同様冷害の影響で凶作でありました。需要見通しでは、500 万トン強の需要に対して、約40万トンの供給不足、しかし昨年10月段階の政府保有米は 178万トンと全く供給に問題がないのであります。日本の米買いあさりによって、国際相場が高騰し、国際的にも深刻な問題を生み出しています。食卓に上る外国産米のもと、「安全でおいしい食料は日本の大地から」という国民の願いを改めて切実なものにしています。  政府がガット合意を受け入れたからといって、国会や国民レベルで米自由化問題が決着したわけでは断じてありません。ガット合意は、4月の正式調印の上に、国会での承認、関係する法律の改定がなければ発効しません。国会や国民の中での本格的な論議は、まさにこれからなのであります。米輸入自由化反対は、国会が三度にわたって決議し、それを構成する国会議員の圧倒的多数も、前回の選挙で公約に掲げているのであります。  政府が一たん同意した国際条約を批准をしないと孤立するという宣伝も強まっていますが、日本政府が署名しながら国会で批准をしていない国際条約が8本もあります。また、政府は、国際的な労働基準となる国際労働機構(ILO)の労働時間、休日、休暇関係の条約は何一つ批准の手続をしていません。また、消防職員に対して団結権を認めないなどは、国際的には例外中の例外となっています。政府や大企業にとって都合が悪いから、批准をしないのであります。  日本農業を根底から破壊するガット合意を国民に押しつけることは、無責任そのものであります。ここ数年の米自由化反対の運動の中で、農業、食料問題での国民的合意は、かつてなく広がっています。  昨年末、細川連立政権の暴挙に対して、農業団体のほとんどからも糾弾の声が広がり、1,100 余の自治体、多くの労働組合、消費団体などで抗議、決議が一挙に上がったのもその反映であります。こうした蓄積を土台に、今、ガット合意の調印や批准に反対する世論と運動を一回りも二回りも広げることが求められているのであります。  3月の全国の地方議会でも、ガット合意撤回、減反政策の見直し、米の安定供給を求める決議、意見書が相次いでいるのであります。これが国民の声を反映したものであります。国民的にも、国際的にも道理と大義のある米、農業問題だからこそ、世論と運動の発展によって、ガット農業合意の調印や国会批准を阻止しなければならないし、それは十分可能であります。  我が国の食料や農業と国土、環境の将来にとって決定的な意義を持つものであり、我が党は米自由化阻止の先頭に立って、断固として闘う立場を明確にして、私の反対討論といたします。 84 ◯議長(村本正三君) 以上で、討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 85 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。  議員提出議案第2号 食料と農業・環境を守り農村の活性化に関する意見書について  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛 成 者 起 立〕 86 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
     よって、議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 87 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第6 議員提出議案第3号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 88 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第3号 200 海里体制の早期確立に関する意見書について 磨伊義広君より、提案理由の説明を求めます。       〔4番(磨伊義広君)登壇〕 89 ◯4番(磨伊義広君) 提出者を代表いたしまして、議員提出議案第3号の提案理由の説明を、案文の朗読をもってかえさせていただきます。             200 海里体制の早期確立に関する意見書  今日、国際的に 200海里体制が定着し、公海漁業においても規制が一段と強化され、我が国周辺水域の重要性が高まっている中で、漁業の継続的な発展にとって、資源の管理が重要な課題となっている。  このような情勢の中、我が国周辺水域において韓国及び中国漁船の違反・無秩序操業や領海侵犯操業が後を絶たず、漁業被害や資源の荒廃はもとより、安全操業の上でも多大な影響を及ぼすなど漁業経営の面からも極めて憂慮すべき事態となっている。  日本海の水産資源の減少が懸念される中で、このような状況を放置すれば、不測の事態が発生するばかりでなく、種苗(稚魚)放流・漁場造成など「つくり育てる漁業」や「資源管理型漁業」の推進にも深刻な影響が懸念され、一刻も放置できない状況にある。  よって、政府におかれては、本県漁業者の安定的な操業確保や水産資源の保護のため、次の事項について、特段の措置を講じられるよう強く要望する。                      記  1 抜本的解決を図るため、可及的速やかに 200海里制度を全面適用すること。  2 200 海里制度適用の早期実現が困難な場合の過渡的措置として、水産資源の保護・管理の    実効が上がる「資源管理水域(仮称)」制度を実現すること。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成6年3月25日                                     高岡市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣、運輸大臣、自治大臣、内閣官房長官、水産庁長官、以上であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 90 ◯議長(村本正三君) 磨伊義広君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 91 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。  本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 92 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第3号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 93 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。  議員提出議案第3号 200 海里体制の早期確立に関する意見書について  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛 成 者 起 立〕 94 ◯議長(村本正三君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 95 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第7 議員提出議案第4号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 96 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第4号 乳幼児医療費助成の充実に関する意見書について 樋詰和子君より、提案理由の説明を求めます。       〔7番(樋詰和子君)登壇〕 97 ◯7番(樋詰和子君) 提出者を代表して、案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。             乳幼児医療費助成の充実に関する意見書  出生率の低下が大きな社会的問題となり、「特殊出生率 1.5」を記録した平成4年よりさらに2万 4,000人減の史上最低記録を更新し、高齢化社会到来の一方で、深刻な「少子社会」となっている。その上、核家族化や女性の社会進出、晩婚化、教育費の増大等、子供や家庭を取り巻く環境が大きく変化している。21世紀の我が国を担う子供たちが、心身ともに健やかに育つための環境づくりを進めることが、高齢化対策と並んで最も重要な課題である。  「産み育てやすい子育て支援」の環境づくりの一環として、保健医療についても新たな対応が求められており、また、エンゼル・プラン・プレリュードにおいても、就労と育児を両立させるための家庭支援や出産と育児のための家庭支援等の児童環境づくりへの取り組みが盛り込まれている。  今後、乳幼児にかかわる疾病の早期発見を促進するとともに、小児アレルギー症や「小児成人病」等に対応した乳幼児健診体制の強化を図り、あわせて乳幼児医療費負担の軽減にも配慮する必要がある。  よって、政府におかれては、乳幼児保健医療のための予算の拡充に努めるとともに、乳幼児医療費負担の軽減のための助成制度について検討するなど、乳幼児医療の充実を要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成6年3月25日                                     高岡市議会  提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣、自治大臣、以上です。  議員各位の賛同をよろしくいたします。 98 ◯議長(村本正三君) 樋詰和子君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 99 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。  本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第4号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 101 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。  議員提出議案第4号 乳幼児医療費助成の充実に関する意見書について  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛 成 者 起 立〕 102 ◯議長(村本正三君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第4号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉会中の継続審査の件 103 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第8 閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続調査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  本件は、各委員長からの申し出のとおり、継続審査とすることに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────────               閉会中継続調査事件一覧表 議会運営委員会  1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について  2 会議規則、委員会条例等議会関係条規の制定、改廃について  3 議長の諮問に関する事項について 総務文教常任委員会  1 市政の総合企画について  2 財政計画及び財政運営について  3 市税その他財源の確保について  4 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について  5 社会教育及び社会体育について  6 文化振興及び文化財の保護について  7 その他総務文教所管に関する事項
    民生病院常任委員会  1 社会福祉及び児童福祉対策について  2 老人福祉及び老人医療について  3 国民健康保険及び国民年金について  4 保健衛生及び救急医療について  5 公害対策及び交通安全対策について  6 清掃事業について  7 市民病院事業について  8 その他民生病院所管に関する事項 経済消防常任委員会  1 商工業の振興について  2 勤労者対策について  3 観光対策について  4 農林水産業の振興について  5 農業生産基盤の整備について  6 消防対策について  7 その他経済消防所管に関する事項 建設水道常任委員会  1 道路及び橋梁の整備、維持について  2 住宅対策について  3 都市計画について  4 土地区画整理事業について  5 公園の整備及び緑化の推進について  6 下水道事業について  7 水道事業について  8 その他建設水道所管に関する事項   ───────────────────────────────────────   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               市 長 あ い さ つ 105 ◯議長(村本正三君) 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。  この際、市長 佐藤孝志君よりごあいさつがございます。       〔市長(佐藤孝志君)登壇〕 106 ◯市長(佐藤孝志君) 一言ごあいさつを申し上げます。  去る3月4日から本日までの22日間にわたりまして、3月定例会が開催されたのでありますが、この間、議員各位におかれましては、平成6年度予算をはじめ平成5年度補正予算並びに条例その他、御提案申し上げました50議案につきまして、終始、慎重かつ御熱心に御審議をいただき、全案件を可決、御承認賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。  今定例会におきましては、総合計画第6次事業計画の第4年次目として、計画に掲げる「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向けた諸施策、並びにこれらを推進するためのさまざまな方策に関し、いろいろな見地から貴重な御意見、御審議を賜ったところであります。私は、議員各位から賜りましたこれらの御意見、御議論などを真摯に受けとめることはもとより、広く市民の皆様の声などをお聞きしながら、さきに提案理由説明でも申し述べました基本姿勢に基づきまして、これからの市政運営に対処してまいる所存でございます。  御案内のとおり、今定例会の会期中においても、去る16日には、富山県西部地方拠点都市地域基本計画について、富山県知事の御承認をいただいたところであり、また、18日には、中心市街地活性化の核となる御旅屋第一街区再開発ビル「御旅屋セリオ」がオープンし、市内外から多くの方々が訪れて活気あるにぎわいを見せているのであります。  さらに、仮称高岡おとぎの森公園について、本日、議会の御同意をいただき、用地を取得して整備事業に取りかかる運びとなるなど、各事業が着実に前進を見せております。各方面におきまして、いろいろ御協力、御尽力を賜りました皆様方に対しまして、改めて深く感謝申し上げる次第であります。今後とも本市のさらなる活性化と市民福祉の一層の向上のため、議員各位並びに市民の皆様と行政とが一体となって、各般にわたる施策、事業に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。  終わりに、議員各位には、今後とも一層の御指導と御鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様方のますますの御健勝と御多幸を衷心より祈念申し上げまして、私のお礼のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。 107 ◯議長(村本正三君) 市長 佐藤孝志君のごあいさつが終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 長 あ い さ つ 108 ◯議長(村本正三君) 平成6年3月定例会を閉会するに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  去る4日に開会いたしました今次3月定例会も、本日ここに、平成6年度予算をはじめ、美術館条例、公共下水道整備に伴う工事請負契約案件、(仮称)高岡おとぎの森公園整備事業用地の取得、意見書等多くの重要案件を議了し、無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。  この間、議員各位におかれましては、終始慎重に御審議を進められ、また議会の円滑な円滑な運営に格別の御協力をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。  また、市当局におかれましては、審議に際し種々御対応をいただきましたことに、厚く御礼を申し上げますとともに、新年度予算等に基づく各種施策、事業の実施に当たっては、審議の過程で出されました意見、要望等を十分踏まえて、その執行に万全を期されますよう要望いたします。  なお、ただいま可決されました仮称高岡おとぎの森公園整備事業用地の取得により、全国都市緑化とやまフェアの会場となる高岡古城公園・高岡おとぎの森公園及びシビックロード・公園周辺道路など関連道路の整備の推進に弾みがつくものと期待するものであります。  また、去る18日には、再開発ビル「御旅屋セリオ」がオープンし、市民に話題を呼んでおります。これにより、既存の中心商店街や大型店舗が互いに切磋琢磨し、「新・商都高岡」の新たな飛躍が期されるものと意を強くしているところであります。しかしながら、今後とも厳しい財政環境予想されますことは、言うまでもなく、一層財政運営に留意しつつ、計画の達成に一歩一歩不断の努力を重ねていかなければならないと思うのであります。  今、我が国におきましては、長引く景気の低迷のため、国民生活にも深刻な影響が生じており、政府においてもかつてない総合経済対策を講じようと苦心されております。このような中で、地方公共団体が知恵と工夫を重ね、豊かで質の高い生活基盤を構築するための役割は、近年、ますますその重さを増してきており、そのために、地方分権の推進と多極型分散国土の形成が強く望まれているところであります。  さて、あらゆる時代は、常に過渡期であると言えます。かつておびただしい先人たちがそうであったように、先達の知恵に学び、常に高い理想を掲げながら、「時代を見通す冷徹なまなざし」と「次の時代を思う熱い心と勇気」を持って質の高い、実のある社会を目指し、「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向け、市当局と議会が一体となって取り組んでいかなければならないとの思いを強くしているのであります。  中国の古い言葉に「疾風に勁草を知る」ということわざがございますが、勁草とは強い草のことであります。風の穏やかな平穏な日々には強い草も弱い草も区別ができませんが、一度疾風が吹き荒れると、弱い草は地べたにはいつくばってしまいますが、強い草はたたかれてもたたかれても真っすぐに立とうとします。疾風の吹き荒れる日にこそ、勁草の真価が発揮されるということわざでありますが、今は、時に疾風の吹き荒れる激動の時代にあって、高岡市はこの勁草のごとく、毅然として、困難や逆境にたゆまず、伸びていくたくましい勁草でありたい。このような信念のもとに、高岡市、当局、議会一致して、実り多い平成6年度にいたしたいと切に願うものであります。  終わりになりましたが、議員各位並びに市長はじめ当局の皆様方におかれましては、健康に十分御留意いただき、市政の発展に一層の御尽力を賜りますよう御祈念申し上げまして、閉会のあいさつといたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉             会 109 ◯議長(村本正三君) これをもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 110 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。  よって、平成6年3月高岡市議会定例会を閉会いたします。   ────────────・─────────────・────────────                                 閉会 午後4時50分 地方自治法第 123条第2項の規定により署名する。    高岡市議会議長    高岡市議会副議長    会議録署名議員    会議録署名議員    会議録署名議員 111 ◯議長(村本正三君) この際、3月末日をもって退任されます収入役 越前一朗君並びに建設部長 萩原 隆君の両君を代表して、収入役 越前一朗君よりごあいさつがございます。  なお、ごあいさつをいただく前に、私の方から簡単に両君を御紹介させていただきたいと思います。  収入役 越前一朗君は、昭和26年に奉職、自来、福祉、総務部門を主に担当され、昭和49年に企画課長、昭和52年に財政課長、昭和59年に議会事務局長、昭和61年に福祉部長、昭和62年に総務部長と、それぞれ要職を歴任、昭和63年に現職につかれました。  また、建設部長 萩原 隆君は、昭和29年に奉職、自来、建設、開発部門を主に担当され、昭和56年に四屋下水処理場長、昭和62年に下水道管理課長と、それぞれ要職を歴任、平成3年に現職につかれました。  それでは、越前一朗君のごあいさつをお願いいたします。       〔収入役(越前一朗君)登壇〕 112 ◯収入役(越前一朗君) 3月末日をもって退職いたします2人のために、このように貴重な時間を与えていただきましたことを大変光栄に存じます。  それでは、代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  私は、一昨年の6月議会におきまして、議員各位の御同意を賜り再任させていただきましたが、このたび体調等を考え退任させていただくことにいたしました。  顧みますと、昭和26年7月、経済民生部厚生課に勤務して以来、昭和63年6月議会において、佐藤市長さんの御推挙により収入役の選任を御提案をいただき、議員の皆様の御同意を得て今日まで42年9カ月間の間勤めさせていただきました。  また、萩原建設部長さんは、昭和29年4月建設部計画課に勤務されて以来、平成3年に現職につかれ、今日まで40年間お勤めになられたわけでございます。  今日まで、無事に務めを果たすことができましたのは、これもひとえに佐藤市長さん、議員の皆様をはじめ藤井助役さん、篠島教育長さん、各部長さん方、そして先輩、同僚の皆さんの御指導、御支援のおかげでございます。ここに深く感謝申し上げますとともに、厚く厚く御礼を申し上げます。  私の勤務いたしました43年間と言えば、厄年も済み、後厄も終わる年月でございます。昭和26年の高岡産業大博覧会の後、学生改革による中学校の建設など財政的には厳しい状況が、若い私たち職員にも感じられ、昭和31年から38年まで財政再建団体となる中、私は一般財源を使わない分譲住宅の建設と住宅団地造成事業事務に携わり、多くの人々から多くのことを教えていただき、用地買収の難しさを知りました。  それから、初めての総合計画と第3次総合計画の策定や現庁舎の建設に当たりましての財源の確保、規模などの事務折衝にも当たりました。議会事務局では大変議員の皆様にはお世話になった。それから、市民病院の健全化の指定団体を受けるに当たりまして、廊下にいる人がびっくりするほどのおしかりを受けた。それから、昭和63年度予算書の説明欄の訂正など、また一方、自治大学校への派遣研修、市制施行 100周年記念式典への出席、ウラジオストク、韓国・ソウルへの視察、財務会計事務の全庁オンライン化などの思い出が走馬燈のように駆けめぐり、楽しい思い出として心に残るものとなりました。  萩原部長さんにおかれても、40年間、私とほぼ同様の時代を主に建設開発の分野で御活躍されたのであり、それらの中で携わった事業事務のたくさんの思い出が今、私と同じように楽しい思い出として心の中を駆けめぐっていることと思います。  高岡市政は、佐藤市長さんのもと、国・県事業も順調に進められており、万葉歴史館の建設をはじめ野外音楽劇・越中万葉夢幻譚や万葉集全20巻朗唱の会が定着し、万葉のふるさとづくりが全国的に知られるようになりました。また、高岡文化の森の新美術館、高岡スポーツコアの完成、御旅屋再開発ビルセリオの開店、市民総合福祉センターの建設や市民病院の改築の取り組み、行財政改革大綱に基づく職員定数の適正化の中期目標の達成など着々と進んでおりますことは、まことに喜ばしい限りでございます。  本市の課題、市民からの要望は、これで満足ということはないものと考えられます。佐藤市長さん、議員の皆様をはじめ助役さん、教育長さん、各部長さん、そして職員の皆さんには、何といいましても健康が第一でありますので、十分に配意され、大変でございましょうが、高岡市のますますの発展と市民の幸せのため御活躍くださいますようお祈り申し上げる次第でございます。
     私も、体調を整え、健康に注意し、市民として、また地域住民の一員として、微力ではございますが、協力してまいりたいと思います。  先ほどは、菓子博明さんの新しい収入役の選任の御同意がなされ、まことに御同慶に存じます。菓子さんには、三役の一員として御活躍されますことを御期待申し上げ、大変粗辞ではございますが、退任のごあいさつとさせていただきます。  本当に長い間ありがとうございました。(拍手) 113 ◯議長(村本正三君) なお、議会事務局長の本田智吉君も、3月末日をもって退任されますので、御紹介をさせていただきます。  この際、高い席から恐縮でございますが、一言感謝と御慰労の言葉を申し述べさせていただきたいと存じます。  今さら、私から申し上げるまでもなく、三君のすぐれた人格、識見は万人が認めるところであります。あなた方は、ひたむきな情熱とすぐれた英知・卓越した手腕を持ってそれぞれの職責を見事に全うされ、地方自治の進展と市政の発展に大きく貢献されたのであります。その御功績と御労苦に対し、ここに改めて感謝と敬意の念を表する次第であります。どうか健康に十分御留意の上、今後ますます御活躍なさいますよう御期待申し上げますとともに、今後とも本市発展のため御協力賜りますようお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。  本当に長い間御苦労さまでした。(拍手) 114 ◯議長(村本正三君) これをもちまして、終了いたします。 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...